日本テレビの長寿番組「笑点」で、春風亭昇太さんが6代目司会に選ばれた際は、驚かれた方も多かったはず。
大喜利メンバーのなかでは、2番目に若い昇太さんが司会に大抜擢されたということで話題になりました。
一方で、テレビ番組には関心がない層が多いのも事実です。
テレビでの情報収集がメジャーではなくなりつつあることで、現代において転職活動を行う方々にも少なからず影響を与えています。
令和3年の総務省の調査によると、全年代における平日の「インターネット利用」の平均利用時間が、初めて「テレビ(リアルタイム)視聴」を上回りました。
参考:令和3年版 情報通信白書|主なメディアの利用時間と行為者率
なかでも、その傾向は若者において顕著である、とのことでした。
一体何故若者は、テレビを見なくなったのでしょうか。
※テレビを見るより有効な時間の使い方を知りたい方はコラム記事「コンサルタントに学ぶ、成果を出すための休日の過ごし方とは?読書量は月100冊」がおすすめです。
【目次】
- 若者がテレビを見なくなった理由①インターネットで情報収集できるのでなくても困らない
- 若者がテレビを見なくなった理由②世代間ギャップがあり面白さが分からない
- 若者がテレビを見なくなった理由③長時間労働で忙しいので軽い気持ちで楽しめるSNSや動画を見る
- インターネット時代の転職では本当に必要な情報の取捨選択が重要
若者がテレビを見なくなった理由①インターネットで情報収集できるのでなくても困らない
従来テレビから入手していた情報は、携帯電話やインターネットの普及により、今ではテレビ以外からも入手することが可能となりました。
一昔前は、学生なら学校に行けば昨日のテレビの話題で持ちきり、テレビを見ていないと会話に着いて行けない、という場面が多々あったかと思います。
ところが現在は、話題の中心はテレビ番組だけでなく、携帯電話やインターネットから得られる情報が非常に多いです。
特にYouTubeやネットフリックスなどの動画配信プラットフォームを、テレビの代わりに利用している若者が増えています。
私の親戚の子も「このユーチューバーすごいよ!!」と、目を輝かせて私に自分のスマートフォン画面を差し出してきますね。
若者がテレビを見なくなった理由②世代間ギャップがあり面白さが分からない
19時~22時は、テレビ視聴者が最も多いゴールデンタイムと言われています。
このゴールデンタイムに最も放送されているのがバラエティ番組です。
しかし、このバラエティ番組の面白さを、ジェネレーションギャップを理由に理解できない人が増えています。
最近、バラエティ番組にメインで出演している芸能人の平均年齢は30~40代中盤くらいですよね。
現代の若者とは大きく年齢に開きがあり、これまで見てきたものが違うため、ジェネレーションギャップが生じています。
例えば、当時流行したヒットメドレーやプロレスラーのモノマネをしても、若者世代はその存在を知らないため、温度差が出て、面白さを理解できないそうです。
若者がテレビを見なくなった理由③長時間労働で忙しいので軽い気持ちで楽しめるSNSや動画を見る
その他多かった意見としては、そもそもゴールデンタイムにテレビを見られる環境ではなく、仕事やアルバイトをしている若者が多いということです。
背景としては、少子高齢化による労働力不足、そこから派生した労働の長時間化が考えられます。
飲食店に行くと、夜遅くにも関わらず、多くの人が利用している一方で、スタッフの人数が足りておらず、若い店員が必死で働いている姿を見かけることも増えました。
では、こうした現代の若者は、テレビを見る代わりに、自宅でどのようなことに時間を使っているのでしょうか。
テレビ視聴の代わりに若者がしていること①SNS
LINEやTwitterなどのSNSを使って友人たちと繋がることを楽しんでいる、という方は非常に多いですよね。
特段連絡の必要があるわけではないけれど、とりあえずTwitterでも見て時間を潰すか、という人が増えているそうです。
実際、通勤・通学の電車内を見渡しても、スマートフォンを使っている方、多いですよね。
テレビ視聴の代わりに若者がしていること②動画視聴
最近小中高生を中心に根強い人気を持つのがYouTube。
YouTubeではさまざまな種類の動画がアップされており、自分のタイミングで自分の趣向に合わせた映像を視聴できるのが良いところですね。
休日に好きなアーティストの動画を漁ったり、好きなサッカーチームのプレイ集を眺めていたら、あっという間に2時間が過ぎていて…何てこと、私も頻繁にあります。(笑)
SNSも動画も、テレビ番組より気軽に、好きな場所とタイミングを選んで楽しめますよね。こういったツールの台頭も、テレビが衰退した要因と言えます。
インターネット時代の転職では本当に必要な情報の取捨選択が重要
今回は「若者のテレビ離れ」という切り口で情報を集めてみましたが、LINEやTwitterなど、テレビ以外の情報収集源の存在をあらためて認識させられる形となりました。
このような形態の変化はテレビだけではありません。
我々がサポートさせていただいている転職活動においても、過去のような求人掲載媒体だけではなく、最近は、Linked InやFacebookを利用したソーシャルリクルーティングも台頭してきているなど、変化が見られます。
時代はまさに情報社会。
情報を収集することが簡単になったため、どの情報が必要で、どれが不要なのか、取捨選択が求められる時代となってきました。
こうした世のなかであるからこそ、転職エージェントの介在価値が出てくると思います。
情報収集に関わらず、情報整理といったことでも、いつでもお気軽にご相談ください。
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今回は、いまどきの若者の時間の使い方についてご紹介しました。
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