100年に1度の不景気が訪れたとき。
私の上場会社の取締役の知人がこんなことを言っておりました。
「100年に1度ですからね。皆既日食の比じゃありません。
でも危機的状況のときほど、これまでの努力や経験が活かされると実感しています」
名言です。
ぜひ皆さんこの不況を自らの肥やしにしていきましょう!
長続きしない会社
100年に1度の不景気を迎えていた頃、スペインサッカーのレアルマドリードが積極的な補強をしていました。
カカ、ロナウド、ベンゼマ、アルビオルを獲得し、さらにシャビ・アロンソ、リベリー獲りに動いていたのです。
この様子を見て、FAで大物を獲得してとんでもない重量打線を組んでいた「長嶋ジャイアンツ」を思い出しました。
しかし過去の歴史から考えると、このようなチームは一時は良いのですが、長続きしないものです。
何事にもバランスが大事
コンサルティング会社もそんなところがありまして、大物パートナーをたくさん採用する会社があります。
一時は華々しく、業界全体に「おおっ!」とにぎわせるのですが、どうも長続きしないようですね。
コンサルティングの現場はパートナーが仕事をするのではなく、マネージャーやシニアコンサルタントレベルの中堅・若手メンバーです。
したがって、パートナーのみを採用したところで上手く行くはずがありません。
仕事を取れるパートナーがいても、クライアントにコンサルティングをデリバリーする人が居なくては成り立たないです。
仕事が取れるならまだしも、高い給料でパートナーを雇ったとしても、
「このご時世で仕事は取れない」、「パートナー自身の給料は高い」……
というパターンは最悪です。
小規模ファームの場合は、下手すると命を落としかねません。
サッカーチーム、野球チーム、コンサルティング会社、それ以外のすべての組織。
何事もバランスが重要です。
もちろんパートナーレベルの皆様はそんなことは百も承知。
動くときにはメンバーを引き連れて、という感じが多いようですね。
私のお手伝いする皆様も、それをご希望されております。
コンサルティング業界で、大物パートナーが移籍した記事を見たときにいつも脳裏に浮かぶもの。
レアルマドリードと昔のジャイアンツ。
そうならないように、ぜひお気をつけてください。
リベリーの名言
最後にリベリーの名言を紹介しておきます。
「くだらない話をして一緒に笑い合う時間が、とても重要」
参照サイト:サッカー名言集「(2043)フランク・リベリー」
http://blog.livedoor.jp/jeep_55/archives/52743562.html
優秀なチームには優秀なメンバーが不可欠です。
ただし優秀なプロフェッショナルがそろったとしても、仕事以外の話をする時間がなければ、閉塞感でパフォーマンスを発揮できなくなります。
長続きするチームには、「笑い合う時間」が必要なのです。
1人で突き進みがちな転職希望者の人は、ぜひリベリーの名言を念頭に置いてみてください。
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