こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
転職希望者の方が、
「ほんの少しだけ気になる企業があるのですが、応募を迷っています」
と相談に来ることがあります。
私たち転職エージェントは、そのようなときに決まって、
「少しでも気になるなら応募しましょう」
と声をかけるようにしてきました。
ただ転職希望者の方は、
「迷っている企業に応募して、実際に入社した後で合わないことがわかったらどうしよう?」
と不安な気持ちでいるはずです。
そこで今回は、
- 応募するか迷っている企業に応募すべき理由
- とりあえず応募する場合のメリット&デメリット
- とりあえず応募する場合の注意点
をお伝えします。
応募を迷っている企業がある人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
とりあえず応募してチャンスをつかむことが大切
まだよく知らないものの、少し気になる企業には、とりあえず応募してみましょう。
早めに採用枠が埋まってしまえば、あっという間に募集が終了してしまうためです。
転職活動中、チャンスは思いがけないところに転がっているもの。
確実にチャンスをつかむためにも、「迷ったらとにかく応募」するのが転職活動の鉄則なのです。
仮に内定を辞退するとしても、マナーを守って連絡すれば、決して失礼にはあたりません。
あなたの将来を決める大切な転職活動ですから、チャンスをつかむため積極的に行動しましょう。
とりあえず応募する場合のメリット&デメリット
もちろん冷やかしで応募するべきではありませんが、注意点を理解している人なら、
「なんとなく興味があるから応募しよう」
という軽い気持ちで応募しても問題ありません。
以下の「とりあえず応募する場合のメリット&デメリット」に注意点をまとめたため、まずはチェックしてみてください。
とりあえず応募する場合のメリット
気になる企業に応募し続けることには、以下のメリットがあります。
- 転職活動に対する意識が高まる
- 選考の数をこなして面接に慣れる
- 理想の企業と出合える可能性が高まる
- ダメ元で応募した企業でも採用される可能性を得られる
- 自分が採用される企業の傾向をつかめる
特に重要なのが、「自分が採用される企業の傾向をつかめる」というメリット。
複数の企業に応募すれば、採用される場合と不採用となる場合が出て来るのは当然です。
結果が出たら一喜一憂せず、両者の傾向を分析しましょう。
採用された企業と不採用となった企業には、それぞれ何らかの傾向があるはずです。
うまく分析すれば、
「あなたを採用してくれる企業」=「相性の良い企業」
がどのような風土の会社か、判断できるようになりますよ。
やみくもに数をこなすのではなく、応募した結果を冷静に見つめ、理想の企業を絞っていくことでメリットを得られるのです。
とりあえず応募する場合のデメリット
企業に「とりあえず応募」する場合、以下のデメリットも生じる場合があります。
- 複数の企業に書類を送るのが面倒
- 面接の日程を調整しにくい
- 志望動機がうまく思いつかない
複数の企業に応募する場合、大変に感じるのが書類作成やスケジュール調整です。
転職エージェントを利用すれば、キャリアカウンセラーがサポートしてくれるため負担は軽くなりますよ。
また「本気で行きたい!」と思えない企業の場合、志望動機を考えるのは難しいはず。
こちらもキャリアカウンセラーと相談しながら、
「その企業のどこが気になるのか」
をうまく言語化して、まとめてみてください。
ただし、どうしても志望動機が書けない場合、まったく魅力を感じない企業である可能性があります。
「とりあえず応募」すべきなのは、「少しでも気になる企業」です。
まったく気にならない企業なら、応募すること自体が時間の無駄であるため、おすすめしません。
とりあえず応募する場合の注意点
気軽に応募するのは良いことですが、企業に対しては最低限のマナーを守って接するようにしましょう。
応募書類はしっかり作成し、面接では誠意をもって質問に答えます。
面接となれば当然、企業側も社内の重要な人を面接官に選び、コストをかけて対応してくれるためです。
転職エージェント経由ではなく直接応募した場合は、内定を辞退するときも、先方へお世話になったお礼の連絡を忘れずに。
またとりあえず応募する場合、複数の転職エージェントを使っている人もいるかと思います。
そのような人は、別々の転職エージェントを通じて同じ企業に応募していないか確認しましょう。
二重に応募するのはNGですので、各エージェントには必ず応募しているすべての企業の情報を知らせてください。
まとめ:転職エージェントも使って積極的に応募しよう
「内定が出たらこの会社に入社するんだよな」
私も初めての転職でアクシスコンサルティングを受けたとき、そのような気持ちを持っていました。
しかし今になって思うと、応募の際にそこまで気負う必要はありませんでした。
もっと気軽に応募した方が、チャンスをつかむべく、転職活動を楽しみながら進められたに違いありません。
企業への興味度を10点満点で評価するなら、3〜7点ぐらいの興味がある企業には気軽に応募すべきですよ。
あまり興味のなかった企業に対して、
「ぜひ入社したい」
と思えるほどの魅力を感じるかも知れません。
自分でも気づかなかった自らの志向性を感じるきっかけになる可能性があるのです。
迷っている時間があるなら、ぜひ気になる企業へ積極的に応募してみてください。
どうしても迷うなら、転職エージェントに相談しましょう。
あなたが活躍できる企業選びを全力でサポートしてくれますよ。
ただ、重ねて言いますが、書類が通過した折には誠意をもって対応してくださいね。
社会人としてのマナーでもあります。
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>コンサルタントへのキャリアに関する記事
コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html
転職エージェントを複数社利用する場合のメリット・デメリット
https://www.axc.ne.jp/ccc-use-of-multiple-agents
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今回は、気になる企業へとりあえず応募することの大切さをお伝えしました。
キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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