こんにちは。
コンサルタントの稲橋です。
転職希望者は自己分析を行う機会が多いと思いますが、なぜ自己分析が必要なのかご存じでしょうか。
ツールを使ってなんとなく自己分析するだけでは、効果的な自己PRができない可能性があります。
何よりも効果的な面接対策は、きちんと目的意識を持って自己分析に取り組むことです。
今回の記事で自己分析の目的をしっかり理解し、面接で効果を発揮できるよう対策してみてください。
自己分析が面接対策に効果的な理由
中途採用の面接では、
・これまでの経歴
・自身の専門性
・応募企業の志望理由
・将来何がやりたいのか?
といった内容の質問が来るケースが多いものです。
企業や面接官によっては各項目に対して、かなり深堀りして質問する場合があります。
例えば、コンサルタント未経験の方が、キャリアチェンジでコンサルタントを志望する場合、
Q「なぜコンサルタントになりたいのですか?」
A「○○と考えているからです」
Q「なぜそう考えたのですか?」
A「□□だからです」
Q「それはなぜですか?」
A「△△だからです」
というやりとりが展開されることが多いです。
また、あえて違う角度で同じ項目に対して質問をしてみて、
「これまでに回答した内容と一致するか?」
「結局は同じ答えになるはずの質問なのに、聞き方を変えたことにより答えが変わらないか?」
と様々な視点から、答える内容の一貫性や、ロジカルさを確認する可能性もあるのです。
面接官は転職希望者に軸があるか徹底的に確認しようとします。
転職希望者に軸がなければ、話している内容に矛盾が生じるもの。
面接官は何度も質問をくり返すことで、
・受け答えが一貫しているか
・経歴や実績に偽りがないか
・課題に直面したときどのような行動を取ってきたのか
・自社で活躍できるだけのスキルがあるか
・経歴や実績に偽りがないか
・課題に直面したときどのような行動を取ってきたのか
・自社で活躍できるだけのスキルがあるか
などを見極めます。
転職希望者はこれまでの実績をアピールしながら、結果を出すまでにどのように行動したか論理的に説明する必要があるのです。
このときに自己分析が大いに役立ちます。
自己分析の結果を深堀りして面接対策
無料の適性診断ツールを使ったり、家族や友人に自分の特徴を質問したりすれば、気軽に自己分析が可能です。
重要なのは自己分析した結果を、根気よく深堀りすること。
例えば、前職で営業として以下のような活躍をした場合。
「不動産営業に5年間従事した。お客さまのニーズを正確に把握し、土地を活用した計画や資産運用の最適な時期なども提案。確実に納得してもらえるよう説明した結果、20●●年に契約数○○件を達成した。全営業社員500名中1位となって表彰された」
この経験を深堀りすると以下のようになります。
・なぜ不動産営業を選んだ?
お客様と会話するのが好きだから。
お客様と会話するのが好きだから。
・なぜお客様に提案するのが好き?
学生時代に従事した雑貨屋での接客アルバイトが楽しかったから。
学生時代に従事した雑貨屋での接客アルバイトが楽しかったから。
・なぜ接客アルバイトが楽しかった?
お客様から「ありがとう」と言われて、仕事にやりがいを感じたから。
お客様から「ありがとう」と言われて、仕事にやりがいを感じたから。
・なぜやりがいを感じた?
自分が企画・提案したコーナーの商品を買ったお客様が喜んでくれたから。
自分が企画・提案したコーナーの商品を買ったお客様が喜んでくれたから。
ここまで深堀りすることで、
「企画や提案をして、お客様に喜んでもらいたい」
という軸があると気づけます。
「企画や提案をして、お客様に喜んでもらいたい」
という軸があると気づけます。
自己分析で見つけた軸を強みにして面接でアピール
軸を見つけたら、適性のある仕事を選び、面接ではその軸にもとづいて行動してきたことをアピールするだけです。
先ほどの不動産営業を例に出すと、
「私は企画・提案に強みがあり、常にお客様が求めていることを分析し、満足していただけるよう行動してきました。商品の説明だけでなく、お客様の要望をくみ取り、不安に対する回答にも力を入れています。
購入を迷うお客様には、状況を親身にヒアリングして、最適な時期を提案。購入後の不安があるお客様には、しっかりアフターフォローをするとお伝えして、安心していただきました。
貴社においても顧客サポートスキルを活かして、お客様に寄り添った法人営業として貢献したいと考えています」
「私は企画・提案に強みがあり、常にお客様が求めていることを分析し、満足していただけるよう行動してきました。商品の説明だけでなく、お客様の要望をくみ取り、不安に対する回答にも力を入れています。
購入を迷うお客様には、状況を親身にヒアリングして、最適な時期を提案。購入後の不安があるお客様には、しっかりアフターフォローをするとお伝えして、安心していただきました。
貴社においても顧客サポートスキルを活かして、お客様に寄り添った法人営業として貢献したいと考えています」
この自己PRを土台にして、面接官からの質問に答えるようにすれば、一貫した受け答えができるはずです。
まとめ:自己分析では「なぜ?」をくり返そう
過去の経歴に限らず、将来のキャリアも含めて、
・なぜそうしたいのか?
・なぜそのような判断をしたのか?
・なぜそのような気持ちになったのか?
・なぜそのような判断をしたのか?
・なぜそのような気持ちになったのか?
自分の中でくり返し、深掘りしてみてください。
話している内容に矛盾はないか、一貫性はあるかを確認することができます。
結果的に面接官から「なぜ?」という質問をくり返されたとき、落ち着いて一貫した答えを提示できますよ。
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>コンサルタントへのキャリアに関する記事
コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html
「職務経歴を話した段階で面接の合否はほぼ決まっている」職務経歴を上手に語る際の4つのポイントとは?
https://www.axc.ne.jp/ccc-speaking-of-work-experience
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今回は、自己分析の効果的なやり方による面接対策についてお伝えしました。
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