転職活動が進んでいくと、
「内定辞退をしたい」
という悩みが出てくるものです。
今回は、内定辞退のやり方、気を付けるべき点を詳しく紹介します。
コンサルタントの求人が増え、内定辞退の可能性もあり
現在、コンサルティング業界・IT業界は第2新卒層~ハイクラス層まで幅広く採用しています。
2020年は新型コロナウイルス感染症の流行によって、大多数の企業がプロジェクトを中断。
採用活動が停滞した企業ももちろんありました。
しかし多くのファームはコロナ禍が長く続くことを見据えて、リモートワークの充実などの対策を講じ始めます。
結果的に2020年末以降は再びコンサルタントの求人が増えたのです。
このような転職マーケットですから、
「応募したすべての企業で内定獲得」
というケースも増えてきています。
リーマン・ショックの頃を考えると夢のような状況ですね。
当然ですが、複数の企業に採用された結果、内定辞退の必要が出てきます。
そのため内定辞退をすることになる可能性を踏まえて、転職活動を進めるようにしましょう。
内定辞退は電話orメールで十分!来社は必須ではない
実は、基本的には内定を辞退するときには電話もしくはメールで伝えるだけで十分です。
万が一連絡をしたときに企業の方から、
「詳しい事情を聞きたい。一度来社して欲しい」
と言われても、応じる義務はありません。
どうしても欲しい人材だった場合、求職者に対して呼び出しを命じる企業があります。
入社してもらうため説得をしようとしているのです。
しかし採用担当者が何と言おうと、
「先ほど申し上げた通り、内定は辞退させていただきます」
とハッキリと答えれば十分です。
引き止めに応じず、本当に行きたい企業に入社してくださいね。
ただし内定辞退の際、絶対にやってはいけない3つのことがあるため、次から見ていきましょう。
内定辞退の際にやってはいけない3つのこと
内定辞退の際のNG行動を3つ紹介します。
1.連絡しない
内定辞退の連絡もなく、フェードアウトするのは相手に対して失礼です。
企業側は貴重な時間を選考に割いてくれたのですから、内定辞退をするのは最低限のマナー。
社会人であれば些細なことでも「報連相(報告・連絡・相談)」を徹底するものです。
「報連相」の一環として、しっかり内定辞退の連絡を入れましょう。
2.理由を伝えない
いきなり「とにかく内定辞退させてください」と言って、理由を教えないのはマナー違反です。
相手に納得してもらえる理由を伝えるようにしましょう。
その際「他社でお世話になることになりました」という言い方はなるべく避けてください。
「家庭の事情が急変し、どうしても辞退せざるを得なくなりました」
「転職活動中に知識不足を痛感し、大学院で学び直すことになりました」
などの言い方がおすすめです。
「貴社に入りたいが、やむを得ず辞退します」というニュアンスが伝われば、いずれ再応募できる可能性を残せます。
3.理由が他責思考
理由が他責思考になってしまわないよう気を付けましょう。
「知人に誘われて断りきれず別の会社に行きます」
「妻が/夫が/親が、別の企業にしろと言ったので辞退します」
上記の言い方は、自分の軸がなく、重要な決断を他人のせいにする人に特徴的な表現です。
「断る企業にはどう思われてもいい」
と考えたくなる気持ちはわかりますが、このような人は別の企業に入社後も、人格を疑われかねません。
自分の意思で辞退することをハッキリと伝えるようにしましょう。
内定辞退の仕方次第ではキャリアが変わる可能性も
内定辞退の際には、
「選考に時間を割いてもらったことへの感謝の気持ち」
「期待に沿えなかった理由」
を、お詫びとともにしっかりと伝えます。
エージェントを利用しているのでしたら、担当キャリアコンサルタントに伝言をお願いすれば問題ありません。
理想は辞退の際に企業から、
「本当に残念ですが、また機会があったらぜひ応募ください」
と言ってもらえることです。
将来的に辞退した企業に再度転職したくなる日が来るかもしれませんし、実際にそのような方は多いです。
また辞退した企業やその企業の社員と思わぬところでつながる可能性もあります。
コンサルやIT業界では協業するケースは多く、同業他社での転職も日常茶飯事です。
過去には「辞退した企業の面接官が転職してきて自分の上司になった」という話を複数聞いたことがあります。
内定辞退は丁寧に。
辞退を伝えるのは心苦しいですが、しっかりと伝えれば、その後のキャリアで思わぬチャンスをつかむ可能性があります。
以下の記事では、内定辞退のコツや内定辞退後に再び内定を得た事例を紹介しているため参考にしてみてください。
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>内定辞退の仕方・方法・マナーに関する記事
【人事に訊く】転職活動における内定辞退のルールやマナー
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/careerofferrule
【転職事例】「内定辞退(現職残留)」した後、「再び同社の内定獲得」できた理由
https://www.axc.ne.jp/column/2015/0317/549.html
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今回は、内定辞退のやり方、気を付けるべき点をお伝えしました。
キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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