企業の採用意欲が旺盛でも無能な人材は不採用

こんにちは。
キャリアコンサルタントの田畑です。

1年間を通して、企業の採用活動が活発化し、転職希望者にとって「転職先を見つけやすい時期」は確実にあります。

しかし企業の採用意欲が旺盛だからといって、採用ハードルが決して低いわけではないことに注意してください。

例年3月は採用活動が活発化し転職の選択肢が多い

例年3月は、多くの企業の採用担当者にとって繁忙期にあたります。

特に新卒採用と中途採用を同じ採用担当者が行っている企業では、人事部は両方の採用業務に追われることになるのです。

また3月決算の企業は、来期の中途採用計画を具体化していく段階に入っています。

人手が足りない状況が続いている企業の場合は、採用計画が固まる前でも、良い人材は積極的に採用して行く方針を打ち出しています。

そのため転職活動をする側にとっては、3月は選択肢がかなり多いことになるのです。
3月に退職して4月から新天地に移る人材が多いという意味でも、どの企業も欠員を補充するため採用活動を活発化させます。

職歴や実績に自信がない人にとっては、未経験から入社できる企業が増えるためチャンスが豊富です。幅広い選択肢の中から理想の企業を見つけやすいため、転職予定がない人も、いずれ転職活動をするときに備えて3月が狙い目であることを覚えておきましょう。

ただし、注意すべきこともあります。
企業の採用意欲が旺盛だからといって、採用基準は決して甘くないということです。

企業は採用に意欲的でも無能な人材は採用しない

たとえばリーマンショックの後に立ち直った企業の多くは、環境の変化に対応し、マーケットと戦える組織体制を整えてきました。

不景気の中でも生き残れる多くの企業は、贅肉をそぎ落とし、体力の維持に必要な筋肉を鍛えています。
あえて残酷な表現を使いますが、要は無能な社員を減らし、立派な筋肉として会社を支えてくれる有能な人材だけを採用するのです。

つまり将来性のある企業は、人手が足りないとしても、実績の低い人を無理に採用することはありません。

転職希望者の方々は、簡単に内定をもらえた企業があった場合、将来性があるかどうかしっかり確認することが大切です。

本当に将来性があり、自分が長期的に活躍できる企業へ入るには、社会情勢に関係なく必ず戦略を立てなければなりません。

有能な人材であることをアピールし、具体的にどう企業に貢献できるか伝える必要があります。
そのため仮に今が売り手市場だとしても、転職活動をする際はしっかりとした準備を行いましょう。

我々転職エージェントは、転職希望者の方々にとって有益な最新情報を提供しています。
カウンセリングはもちろん、ときにはセミナーやイベントを通じて皆様の内定獲得とステップアップをお手伝いいたします。

皆様が末永く活躍できるよう全力でサポートしますので、今は転職の予定がないという方もお気軽にご相談ください。

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今回は、企業の採用意欲が旺盛だからといって、採用ハードルが決して低いわけではないことをお伝えしました。

キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。