こんにちは。
広告宣伝に対する消費者の心理プロセスを示す「AIDMAの法則」という言葉があります。
AIDMAの法則は転職活動で使える点が多く、特に最初の段階とも言える職務経歴書の作成時に活用が可能です。
今回は、AIDMAを意識した職務経歴書の書き方についてポイントをお伝えします。
AIDMAとは?
AIDMAは、
A:Attention(注意を引く)
I:Interest(関心を持つ)
D:Desire(欲求を持つ)
M:Memory(記憶する)
A:Action(行動する)
という5つの段階を指し、
Attentionは「認知段階」
InterestとDesire、Memoryは「感情段階」
Actionは「行動段階」と区別されます。
ここに表されているのは、消費者が広告で商品・サービスを認知し、関心を持って、欲求が生じた後で購買という行動に移るまでの流れです。
この流れを転職活動に落とし込むことで、理想的な職務経歴書をまとめることができます。
■Attention
理想的な職務経歴書は、読み手が目を通した瞬間、その注意を引く書類です。
多くの人は採用担当者が隅々まで職務経歴書に目を通してくれると思い込んでいますが、多忙な担当者は細部まで読む暇がありません。
ほとんどの採用担当者は書類を見たら10秒ほどで「最後までしっかり読むべきか」「書類選考の段階で不採用とすべきか」を判断します。
少なくとも書類について読みにくそうな印象、読み手のことが考えられていない印象を受けた場合、その先に目を通すことはありません。長文の羅列しか書かれていない書類は要注意です。
レイアウトが分かりやすいなど、読みやすい工夫がされている書類は採用担当者の目を引きます。
重要な書類は「自分が忙しい時に読む気になるかどうか」を気にしながら書いてみてください。
■Interest〜Desire〜Memory
その次は、いかに関心を持たせるかが重要です。これも短い時間で目に飛び込んでくる情報の書き方に注意が必要。
1ページ目の最初の方に強みをしっかり書いて、「何が得意な人」なのか相手が瞬時に判断できるように工夫すると良いです。
特に、
・Knowledge(知っていること)
・Skills(できること)
・Management(マネジメント力)
の軸で箇条書きにまとめると伝わりやすくなります。
また数値など定量的な情報を含めて記載するのがポイントです。
定量的・具体的な表現で端的にまとめると「この人はこういう人」と記憶に残りやすくなります。
■Action
自分に対する関心を相手に持たせ、「この人材が欲しい」という欲求を呼び起こさせて、記憶させる。
これがクリアできたら、いよいよActionです。採用という具体的な行動を起こさせましょう。
書類と面接で最大限自分をアピールしたら、あとは採用担当者が前向きに行動してくれることを願うだけです。
職務経歴書は自分の提案資料だと思って作成するべき
職務経歴書の作成は、企業に自分を売り込む最初の関門。
にもかかわらず、感覚を頼りにして、あらっぽくまとまりのない書類を作成する人は多いものです。
営業提案などを行っている人には理解しやすいかもしれませんが、職務経歴書は自分自身の提案資料だと思って作成するべきものです。
言葉は悪いですが「自分という商品の提案書」というつもりで職務経歴書を作成してみてください。
自分を「売り込む」ことで、理想の企業の採用担当者を魅了させましょう。
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>コンサルタントへのキャリアに関する記事
コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html
「職務経歴を話した段階で面接の合否はほぼ決まっている」職務経歴を上手に語る際の4つのポイントとは?
https://www.axc.ne.jp/ccc-speaking-of-work-experience
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今回は、AIDMAを意識した職務経歴書の書き方についてご紹介しました。
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