面接では失敗談を前向きに伝える

皆様こんにちは。

転職の面接で「失敗談はありますか?」と質問された場合、どう答えたらよいかわからなくなる方は多いのではないでしょうか。

自身のネガティブな面を伝える必要があるため、もし伝え方を間違えると、不採用になってしまう可能性もあります。

「このような失敗をしてしまいました」
で終わってしまうと、失敗談の内容だけを印象づけてしまい、不利になるのです。

失敗談についてうまく回答するためには、面接官がそのような質問をする意図を正しくくみ取ることが大切。
また4つのポイントを押さえておけば、失敗談を適切に伝えられるようになるため、順番に見ていきましょう。

面接官は転職希望者が失敗に対してどう行動したか確認したい

まず面接官は転職希望者の失敗談から、どのような情報を得たいか考えてみましょう。

先日、キャリアコンサルタントとして、とあるクライアント企業の感謝祭にお招き頂きました。

役員の方より経営計画・採用計画等をうかがった後に、現場社員の方との意見交換の機会がありました。

その中で、面接時に重視している判断基準をうかがったのですが、それが「失敗談を聞かれた際の回答」だったのです。

現場社員の方は、面接官が知りたいのは「転職希望者が失敗から何を学び、どう乗り越えたか」であると教えてくださいました。

特に知りたいのは以下の3つ。

・失敗から目を背けて逃げるのではなく、自分の誤りを認める強さがあるか
・失敗に対応することで課題解決力の高さを証明できたか
・失敗から学び、同じ失敗をしないようにどう行動しているか

では上記3つをうまく伝えるには、どう説明すればよいのでしょうか。

面接で失敗談をうまく伝えるために覚えておくべき4つのポイント

失敗談をうまく伝えるポイントは以下の4つです。

①自分の失敗を認識していることをアピール

当たり前のようにも感じられますが、仕事において一度も失敗をしたことのない人はいないと思います。

しかし、失敗事例を聞いても、「特にありません」との回答が返ってくることが多々あるとのこと。
失敗を受け止めなければ、大きな成長は見込めないということです。

②失敗をどのようにリカバリーしたかをアピール

ミスの当事者として、責任を持ってリカバリーに取り組んだか。
また、そのときにどのような工夫を行ったかを具体的に伝えましょう。

③同じミスを犯さないためにどのような対策を講じているか

リカバリーが済んだ後の行動も重要です。
自身はもちろんのこと、同僚や周りの社員が同じミスを犯さないために、どのように対策を講じたか。
ここでは、対策によってミスの再発を防いだ事例を挙げられるとベストです。

④失敗談をワクワクしながら話してみる

面接をしていると、失敗談をワクワクした様子で話す候補者がいるとのこと。
もちろん本人は真剣で、仕事に対する責任を持ってリカバリーしたエピソードを話しているのです。
それでも目を輝かせながら、楽しそうに話している候補者には、面接官は好印象を持つもの。
失敗を前向きに捉えられる方はチャレンジ精神があるため、入社後に活躍するケースが多いのです。

「一番の失敗は挑戦をしないこと」という言葉もある通り、失敗はチャレンジをしたからこそ生まれます。

ここから“成長意欲の高さ”や“困難に立ち向かう精神力”を判断できるのです。

企業により判断基準は異なるものですが、“成長意欲の高さ”や“困難に立ち向かう精神力”を持つ人材は、どのような企業にとっても魅力的なもの。

皆様も、ぜひ前向きに失敗談を語ってみてください。

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>コンサルタントへのキャリアに関する記事

コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html

「職務経歴を話した段階で面接の合否はほぼ決まっている」職務経歴を上手に語る際の4つのポイントとは?
https://www.axc.ne.jp/ccc-speaking-of-work-experience

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今回は、失敗談を前向きに伝えるためのポイントをお伝えしました。

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