皆様こんにちは。
アクシスコンサルティングの福原です。
皆様は転職活動において、どのような基準で応募企業を選定しますか?
●年収・待遇面
●身につくスキルや役職
●ワークライフバランスなどの労働環境
皆様それぞれ、判断基準は異なるかと思います。
しかし、上記のような基準だけで応募企業の選定や優先順位付けをしようとすると、時に「判断軸が足りない」場合があります。
そこで今回は、判断基準の整理術「Will」「Can」「Must」を紹介します。
Will・Can・Mustの意味と転職活動時の分析方法
転職活動における「Will」「Can」「Must」のそれぞれの意味は以下の通りです。
●Will:キャリアの将来ビジョン(これからやりたいと思う将来のイメージ)
●Can:今現在のご自身にできること(これまでの経験や身につけたスキル)
●Must:会社から求められる働き(自分が取り組まなければならないミッション)
上記3つについてバランス良く考えると、志向するキャリアと志望企業のフィット感を知ることができます。
具体的には、以下のように分析し、志望企業を絞っていくのです。
●志望企業には、中長期的に自分の「Will」を達成する環境がありますか?
●志望企業では、自分が培ってきた「Can」を活かすことができますか?
●志望企業から与えられる「Must」を、熱意を持って実行できますか?
順番に回答していけば、志望企業とのマッチ度が徐々にわかってくるはずです。
Will・Can・Mustを転職活動時に考える際のポイントと具体例
「Will」「Can」「Must」が思い浮かばない人は、以下でお伝えするポイントを押さえながら整理していきましょう。
●Will:キャリアの将来ビジョン=不可能だと思えても本当にやりたいことについて本音で考える
●Can:今現在のご自身にできること=特に自信があるスキル、実績をあげられた事業を優先的にピックアップする
●Must:会社から求められる働き=上記2つを組み合わせて「自分が企業のためにできること」を考える
具体例を挙げるなら、
●Will:マーケターとして企業の売上向上に貢献したい
●Can:前職では営業として活動し、顧客のニーズをくみ取るのが得意だった。スキルを活かしてユーザーの行動を分析し、本当に提供すべきサービスを企画・提案できる
●Must:前年よりも自社サービスのユーザー数と売上を増やし、より高品質なサービスを提供するための資金を獲得する
このように自分のスキルを棚卸して、企業にどう貢献するかを明確にします。
ここで整理した情報は、そのまま面接で自己PRをする際に使えるはずです。
Will・Can・Mustには転職時にメリット多数
「Will」「Can」「Must」を活用すれば、客観的に自分の志向とスキルを分析でき、キャリアプランを作成するうえで有益な材料を獲得できます。
また第1志望企業だと考えていた企業の順位が下がり、もっと理想的な企業が見つかったり、複数企業を適切に優先順位付けできたりと多くのメリットがあるのです。
今後のキャリアを考える際にはぜひご活用ください。
またお1人ではどうしても思い浮かばない場合は、私たちのような転職エージェントに、お気軽にご相談いただければ幸いです。
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>コンサルタントへのキャリアに関する記事
コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html
「コンサルは論理で客を打ち負かす商売じゃない」外資系ファームのシニマネが語る”マネージャー昇格への壁”
https://www.axc.ne.jp/column/2015/0410/16855.html
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今回は、転職で役立つ志向整理術「Will」「Can」「Must」についてお伝えしました。
キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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