こんにちは。
アクシスコンサルティングの福原です。
今回は、転職希望者に知っていただきたい「仕事が志向を形づくる」という事実についてお伝えします。
仕事に関係する情報には感度が高まる
先日、とある企業でITインフラ・セキュリティ部門の統括部長をされている方と面談をしました。
初めての面談だったため、冒頭で弊社の個人情報に関するご案内をしたところ、
「御社はセキュリティに関する取り組みや配慮が行き届いているようで安心しました」
というお言葉をいただきました。
詳しくお話をうかがってみると、仕事柄、あらゆる企業のセキュリティに関しては日頃からアンテナの感度が高いとのこと。
仕事が考え方や感性に与える影響の大きさを再認識させられる事例ですね。
自分自身のことを振り返ってみると、普段から触れる情報の多くは仕事に関連するものであることに気づきます。
このように人は自分の仕事に関する情報を無意識のうちに収集しているものです。
やがて自分の志向は、徐々に仕事によって形成されていきます。
人のプロである人事もまた履歴書など「人」に関するものには感度が高い
仕事が志向を形づくる例を転職活動に当てはめてみましょう。
多くの企業では書類選考・一次面接は人事が担当します。
彼らは、1日に数十・数百というレジュメに目を通し、多くの転職希望者との面談をこなしています。
仕事柄、人に対する関心やアンテナ感度の高さは、その他の仕事をする方と比べはるかに高いものです。
余談ですが、以前、城山三郎の「官僚たちの夏」という小説を読んだことがあります。
経済産業省の人事をめぐる物語が描かれており、ドラマ化もされた傑作です。
小説の主人公は人事責任者で、やはり「人」に対して日頃から非常に高い関心を示しており、驚かされました。(あくまで物語ですが)
つまり、転職活動の入口で相対する人事担当者は「人のプロ」ですから、「人」が作成したものには細心の注意を払っています。
履歴書や職務経歴書の誤字脱字、面接であなたが見せるちょっとした気のゆるみにも当然気づいているはずです。
そのためレジュメの作成や面接対策は、自身の基準ではなく「プロ」の目線に立って取り組む必要があります。
プロだからこそ「特定の用語」を使っていないか注意が必要
ひとつ、重要な注意点があります。
日々の仕事の中で、プロ意識を持って仕事をしていると、つい仕事に関する専門用語をたくさん使いたくなるものです。
しかしキャリアチェンジをする際などは、「特定の用語」を使いすぎていないか、チェックが必要です。
最低でも以下の項目をクリアしているか、しっかり確認しましょう。
●企業でしか通じない略語を使っていないか
●職務内容や背景などを相手が理解できるようわかりやすく伝えられているか
●選考企業が求める人物像を相手目線で考え、人物像に合わせた言動ができているか
プロだからこそ、上記の点が抜け落ちていることは多いものです。
「業界の常識は別の業界の非常識」であることを念頭に置いてチェックしてみてください。
自力でチェックするのが難しい人は、お気軽にご連絡ください。あなたのキャリア形成を精一杯サポートさせていただきます。
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今回は、「仕事が志向を形づくる」という事実についてお伝えしました。
キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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