東日本大震災をきっかけに、社会貢献活動に関心を持つ方が増えてきました。
私の周囲にも、NPO法人を立ち上げる人がいたり、ボランティア活動に力を入れる人がいたり、肌感覚としても「増えたなぁ」と感じます。
災害復興支援や環境問題の解決、就労支援、地方活性化など、社会貢献活動に関する事業「ソーシャルビジネス」を展開する起業家を「社会起業家」と呼びます。
今回は、ポストコンサルから社会起業家のキャリアを進むために、知っておくべきポイントをお伝えします。
コンサルタントのスキルを活用して社会起業家になる手順
人助けが事業である以上当然ですが、社会起業家は目先の利益ではなく、社会貢献を何よりも重視する人が多い傾向にあります。
では収入面はどうなのでしょうか。人助けでどのように食べて行くのでしょうか。
そういった疑問・不安を抱き、社会起業家に憧れながらもなかなか足を踏み出せない方もいるはずです。
実は、コンサルタントのネクストキャリアとして社会起業家を目指す方は、これまでの経験と培ったスキルを活用できます。
社会起業家を目指すために踏むべきステップは以下。
分析力やコミュニケーション能力などが秀でているコンサルタント経験者にとっては決して難しい手順ではありません。
・市場状況を分析し、経営戦略を立てる
・所属した企業や信頼関係を築いたクライアントから協力を得る
・マネジメントスキルを活用し、優秀な人材を採用・管理する
・経営陣とのパワーバランスに配慮しつつ、事業を拡大させていく
とんとん拍子には行かない可能性もありますが、コンサルタント経験者であれば上記のタスクを実行するスキルを備えているはず。
特に重要なのは、所属した企業やかつて案件を依頼してもらったクライアントからの協力を得ることです。
社会起業家になるならコンサルタント時代の人脈が重要
社会起業家として成功するためには、何よりも人脈が重要です。
会社を辞めて独立し、起業を目指すとしても、会社との関係を断ち切ってはいけません。
いざというときに元勤務先からサポートしてもらうためにも、良好な関係を築き続けましょう。
コンサルタントはコミュニケーション能力を活用し、職場やクライアントからの信頼を手に入れてきたはずです。
持ち前のコミュニケーション能力を使って、起業の際も支援者からのサポートを受けましょう。
たとえばエンジニアを採用する必要があるのなら、築いたネットワークを活用すれば、優良な人材の採用が簡単にできる可能性もあります。
広告宣伝費をかけてプロモーションし、まったく知らないところから人材を採用するよりも、コストを抑えることが可能です。
採用活動を活性化させるためにも、支援者に社会貢献というビジョンに共感してもらい、周囲を巻き込みながら事業を展開しましょう。
コンサルタント時代のスキルを活用して社会起業家を目指そう
社会起業家も社会貢献のことばかりを考えているわけではありません。
ビジネスマンとしていかにコストを抑えて利益を出すか、常に戦略を立てています。
ビジネス成功のためにはネットワークを大切にし、戦略を立てて、粘り強く長期的に事業を拡大させていく必要があります。
別の言い方をすれば、コンサルタントとしてさまざまなスキルを培い、粘り強さを養った人にとって社会起業家は適職です。
アクシスコンサルティングでは起業も視野に入れたキャリアプランの作成をお手伝いしています。
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社会起業家を目指す方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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>ポストコンサルのキャリアに関する記事
「いつかは起業」ではなく「本当に起業の準備をしている」コンサルタントはファームで働きながらどう準備をしているのか?
https://www.axc.ne.jp/column/media/careertips/startabusiness
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今回は、ポストコンサルから社会起業家のキャリアを進むために、知っておくべきポイントについてお伝えしました。
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