転職活動中は「適材適所」を意識することで、役職・年収が上がりやすくなります。
自社で勤務を続ける場合にも言えることですが、
「客観的に自分の適所はどこなのか?」
を考えることが重要です。
よく「好きなことを仕事にしたい」と考える人がいますが、それだけを判断軸にするのは危険。
ミスマッチを防ぎ、順調にキャリアアップを図るためには別の条件も視野に入れたうえで行動してみてください。
では、どのような順序で行動すべきなのか、適材適所を意識した転職活動の具体的な流れを見ていきましょう。
適材適所で役職も年収も上げられる
まずは「なりたい自分」や「やりたい仕事」を抜きにして、自分の適所を考えてみてください。
意識すべきなのは現在の状況を分析して、もっともプロモーションしやすい道筋を見つけることです。
コンサルティング会社間の転職の場合は比較的分かりやすいため例に挙げます。
ビジネスコンサルティングに強みを持っている方がいるとします。しかし現在所属するファームの案件は、大型のITプロジェクトばかりです。
ITプロジェクトに強みのあるPMは評価されるものの、自分は評価されない状況が続いています。
だとすれば、この方はビジネス系に強いファームに転職した方が、確実に評価が上がります。
景況感次第では役職と年収、両方が上がる可能性もあります。
このような場合は、ビジネス系ファームという適所を目指して、迷わず転職活動すべきです。
未経験業種の場合は適材適所ではないため年収が下がる場合も
「やりたいこと」を軸に転職活動し、異業界・異業種への転職を成功させられた場合は、誰でも喜ぶものです。自分の好きなことを仕事にできるのですから、嬉しいのは当然でしょう。
しかしここで注意したい点があります。未経験の領域への転職を成功させられたということは、ポテンシャルを評価されたことを意味します。
将来性だけを評価された場合、まだ実績がない分、年収も役職も下がる可能性が高いのです。ここでは「適材適所」は一切関係がありません。
「未経験の新しい領域にチャレンジしたい!」同時に「年収も維持したい!」
という願望を抱きたくなるものですが、よほど運に恵まれていなければ実現することは不可能です。
年収を上げたいのであれば、まずは「適材適所」を重視して、自分の状況からキャリアアップしやすい環境に移ることを考えましょう。
とはいえ、転職する動機は1つではなく複雑ですから難しいですし、悩みますよね。
たまには、単純に「今よりもお金を稼ぎたい!」という気持ちを土台に考えてみるのも、キャリアを整理するうえで有効かもしれません。
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>コンサルタントへのキャリアに関する記事
コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html
コンサル転職のよくある失敗例【バリューを出せない理由とその対策】
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/consulcareer_failure-example
「コンサルは論理で客を打ち負かす商売じゃない」外資系ファームのシニマネが語る”マネージャー昇格への壁”
https://www.axc.ne.jp/column/2015/0410/16855.html
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今回は、年収・役職を上げたいのであれば、適材適所を意識した転職活動が重要であることをお伝えしました。
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