採用ニーズを知るには?
「成長したい! やりたいことができる環境に行きたい!」と、転職活動を始める方も多いと思いますが、自身が目指すキャリアに現在どのくらいの採用ニーズがあるか? ということを理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。
もちろん目指すキャリアにチャレンジすることは重要だとは思いますが、そもそも時期的に採用のニーズがないと、かなり狭き門をくぐり抜けるか、もしくは自身で創ってしまう(独立など)しかありません。
採用ニーズも景気によって大きく左右されますが、今どのような職業で採用ニーズが高いかを知っていれば自身の目指す方向性も広がるかもしれません。
簡単に採用ニーズの高い職業、案件を探すには、転職サイトに登録してみるという方法があります。
色々なエージェントや企業から直接スカウトが来ると思いますので、どのエージェントからも紹介される案件はかなり採用熱が高いです。
また、新聞やニュースによく出てくるネタに関連する職もニーズが高いと言えます。
例えばビッグデータ、データサイエンティストというキーワードは新聞でもよく目にしました。これらの求人は多かったです(今も多いです)。
このように転職サイトに登録するという具体的なアクションを起こさなくても、社会の状況を見ているとなんとなくどのような職種で採用ニーズが高まっているか予想をつけることができます。
コンサルティング業界の採用ニーズが高い
これまでのキャリアや年齢によって応募できる案件は様々ですが、総じてコンサルティング業界の採用のニーズは高いです。
ポテンシャル採用で、事業会社の企画系業務経験者やシステムコンサルであればSIerの方、中小向けのコンサルであれば法人営業経験者などを積極的に募集しています。
また、第二新卒をターゲットにこれまで以上に積極採用している企業もありますが、新卒採用で若手はだいぶ採用できたので、第二新卒は絞るという企業もあり、会社によって少し温度差はあるように思います。
狙い目の職種 M&Aコンサルタント
今回はコンサルタントにフォーカスして特に採用ニーズの高い職種をご紹介したいと思います。
新聞やニュースネタに関連してきますが、最近よく目にするM&A。国内のみならず、海外の企業とのM&Aなどよく目にしますね。
これに合わせるようにM&Aを強みとするコンサルティングファームやFAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)などではM&Aコンサルタントの採用のニーズが高まっています。
理想はM&Aの経験者を採用したいとは思いますが、こちらも間口を広げて募集をおこなっています。
M&Aと一言で言っても、いくつかのフェーズがあり、ポジションもPre(M&Aの前段階)なのかPost(M&A後の経営統合)なのか、などM&Aのどの部分をやるかによって分かれているケースがあります。
例えばM&A後のシステム統合をどうするか?という部分では、システムの知見がある、システムコンサルタントのニーズが高くなります。
また、M&Aやコンサルの経験はないけれども、大手企業で財務経験があり、企業の数字はよく理解している(+英語があればベスト)という方もポテンシャルで採用されるケースもあります。
ただしなぜM&Aをやりたいのか? ということは必ず聞かれますので、志望動機はしっかりと準備をする必要があります。
狙い目の職種 リスクコンサルタント
M&Aコンサルより前からニーズが高まっていますが、引き続き採用熱が高いのがリスクコンサルタント。
こちらもリスクといっても金融リスクやコーポレートガバナンス、情報セキュリティなど様々なリスクがありますが、リスク特化型のファームや総合系ファーム、監査法人のアドバイザリー部門などで積極的に採用をおこなっています。
特に最近ではサイバーセキュリティ領域のニーズが高まっており、セキュリティの経験が少なくても、関連性の高いネットワーク構築の経験が豊富な方や、ITコンサル、SIerの方も含め募集をしています。
攻めのコンサルではなく守りのコンサル。今後さらに重要視される職種になると思いますので、専門性を身につけたい方には狙い目のポジションではないでしょうか。
今回はコンサルタントに絞った狙い目職種をご紹介しましたが、コンサルタント職以外でも、売り手市場の今なら自分では気付かなかったキャリアの可能性や新しい発見があるかもしれません。今が時期的には最適ではないでしょうか。
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