今年の新卒はAIスピーカー型。新入社員との正しい接し方とは?

【目次】

  1. 今年の新卒はどんなタイプ?
  2. 新社会人からみた理想の上司、男性1位は内村光良、女性1位は水卜麻美
  3. 理想的な新入社員との接し方とは?

今年の新卒はどんなタイプ?

4月は出会いの季節です。多くの企業にピカピカの新入社員が入社し、新人も受け入れ側も心を弾ませているのではないでしょうか。

幣社は隔年で新卒を採用していることもあり今年の新卒入社はいませんが、来年入社に向けて、新卒採用に取り組んでいるところです。

さて、毎年日本生産性本部が「今年の新卒は○○型」との調査結果を発表することが恒例となっています。

この時期になると、情報番組でもよく見かけますよね。先日発表されたところによると、平成31年度新入社員は「呼びかけ次第のAIスピーカータイプ」とのことです。

平成31年度 新入社員のタイプは「呼びかけ次第のAIスピーカータイプ」

注目のAIスピーカー(引き続きの売り手市場)。多機能だが、機能を十分に発揮させるためには細かい設定(丁寧な育成)や別の補助装置(環境整備)が必要。

最初の呼びかけが気恥ずかしいが(オーケー!とか)、それなしには何も始まらない。多くの新入社員はAIにはできない仕事にチャレンジした いと考えていることをお忘れなく。

今だと、ざっと42万人(大卒のみの数ですが)の新卒が毎年世に出ているため、十把一絡げにラベリングすることには様々な意見がありますが、新卒の就活時の特徴を踏まえたコメントなので、参考になる点もあるのではないでしょうか。

新社会人からみた理想の上司、男性1位は内村光良、女性1位は水卜麻美

大人が新入社員をラベリングしているのに対して、新入社員側はどんな上司と働きたいと思っているのでしょう? 明治安田生命は、今春入社の新社会人に対して「理想の上司」をアンケートで調査し、発表しています。

明治安田生命 「理想の上司」アンケート調査

調査結果によると、男性だと「内村光良」、女性だと「水卜麻美」が堂々の1位にランクインしています(因みに、男性の2位はムロツヨシ、2位は天海祐希です)。

理想とする男性上司を選んだ理由は、「優しい」「親しみやすい」「頼もしい」といった点、理想とする女性上司には「親しみやすい」「面白い」「明るい」といった点があげられていました。

社会人の先輩としては、なんとも身が引き締まる調査結果です……。

理想的な新入社員との接し方とは?

新卒も先輩社員側も勝手な事をそれぞれ言っているものの、いざ同じ職場になれば仲間であり、先輩・後輩の仲であり、人によっては部下になる存在です。

おのずと目の前の一個人にどのように向き合うか? という課題が発生します。基本的な内容ですが、先輩から新入社員に対してどのように接するべきか、まとめてみました。

あいさつ

基本的には後輩から先輩に対して先に挨拶をすべきだと考えている方が少なからずいます。しかし、それでは、話しやすい雰囲気・関係を構築することは難しいです。

まずは新卒だから、後輩だからではなく、自分から率先してあいさつをするようにしましょう。そうすると、自然と新人もそれを真似するようになります。

仕事のフォロー

基本的に「同じ失敗は一度まで」という気概で仕事には臨むものですが、それでも何度も失敗してしまうケースはあります。

何度も同じ失敗をされても、丁寧に説明することが大事です。ある手順を説明するときには、“何を(What)”“どのように(How)”するかだけでなく、“なぜ(Why)”と“具体的には(For Example)”も添えると、受け手がより理解しやすくなります。

また、自身の仕事の基礎を見直すことにもつながると思います。

褒める、叱る

褒めるときも叱るときも“具体的”に“行動”を指摘すること。「助かったよ」というより「きちんとした書類をつくってくれるね」。「やる気あるの?」より「会議で発言が一度もなかったね」と伝えると、褒めた点は次回行動の再現性に、叱った点は修正点に繋がります。

慰める

慰めるといっても、「そんなこと言わずにがんばれ」「お前ならできる」「時間が解決する」といった類いのアドバイスは的外れであるケースが多いです。

まずはひたすら後輩の話しを聞き「なるほど、○○と思ったのだね」と、後輩の発言を繰り返してみましょう“傾聴”と“共感”ですね。加えて、自身の同様の失敗談も語ると、新人も気持ちが楽になると思います。

飲みニケーションはタイミング

最近の新人は、職場の飲みをあまり好まないという声をよく聞きます。私自身、一年目は先輩との飲み会は楽しみであると同時に、ハードルの高さも感じていた気がします。

最近の20代は、飲み会→信頼関係構築ではなく、信頼関係構築→飲み会という順序なのです。たとえば、まずはランチからコミュニケーション量を増やしていき、徐々に信頼関係を築いてから定時後に誘うようにした方が、スムーズに信頼関係を構築できるかもしれません。

「なぜ先輩側が気を遣ってサービスしないといけないんだ!」と思う方もいるかもしれませんが、世代、世相によって考え方や相手の捉え方が変わるのが世の常。

「今まではこうだった」と自身の経験のみを正として接してしまうと、新人だけでなく、誰に対してもスムーズなコミュニケーションを取ることはできません。

新卒が入社する今、自身の考え方、人との接し方を振り返り、気分一新、フレッシュな気持ちで新期を迎えたいものです。

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今回の記事では、新入社員との正しい接し方についてご紹介しました。

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