上司から評価される人とされない人の違いはどこにあるのでしょうか?
今回のコラムでは、評価の高いコンサルタントが日々仕事へ向かう姿勢を参考に、上司に評価される人の特徴をお伝えします。
【目次】
- 課題解決に向けて行動を起こせる人、起こせない人
- 「周囲のサポートがあってこそ」が分かっている人、分からない人
- “正論”と“正解”の違いが分かる人、分からない人
- アグレッシブに未知のフィールドに飛び込む習慣・特徴がある人、習慣・特徴がない人
課題解決に向けて行動を起こせる人、起こせない人
職場で上司から評価される人の大きな特徴は、課題解決に向けて行動を起こせる人です。ビジネスパーソンは、年齢や社歴などに関係なく、課せられた仕事の結果に対して責任を負うのが宿命です。
仕事というのは、何もかも自分の思い通りに進められるケースは少ないもの。
未経験領域で周囲の協力を得られない非常に難しい仕事であっても、会社やクライアントからはしっかりと結果を求められます。
言い訳は通用しません。
ここで大切なことは結果が出ないことに対して、当事者意識を持って自分自身の問題として捉えられるかどうか。
結果を出すために何をすべきなのかを主体的に考え続け、行動に移せる人になりましょう。
そうすれば、仮に結果が出なかったとしても、「次のチャンスを与えたい」と思う上司は多いものです。
一方、結果が出ないことを周囲へ責任転嫁をして諦めてしまう人に、「次のチャンスを与えたい」と思う上司は少ないですよ。
「周囲のサポートがあってこそ」が分かっている人、分からない人
当たり前ですが、仕事はひとりではできません。
クライアントへ提案していた企画が受注できた際、
「受注に至るまでにサポートしてくれた人たちへ感謝を伝えられる人」と「無関心な人」では大きな差が出てきます。
例えば、クライアントを引き合わせてくれたお客様や、リサーチを手伝ってくれた部下、企画書のレビューをしてくれた上司。
さらに企画の原案となったアイデアを出してくれた他の部署の人にも、感謝を伝えられることが大切です。
結果を出した後は、直接的・間接的にサポートしてくれた方々の情報を、きちんと整理しましょう。
そのうえで感謝を伝えられる人は、上司や周囲からの信頼を得て、継続的にサポートをしてもらえます。
何より、
「どのような人達が、どういった役割で関わり、仕事が成立しているのか」
を構造的に理解することにも繋がるものです。継続的に結果を出すことができます。
この点を理解できない人は、上司や周囲からの信頼を得られず、サポートもしてもらえません。
根本的な仕事の構造を理解できていないので、継続的に実績を出すこともできないのです。
“正論”と“正解”の違いが分かる人、分からない人
日々のビジネスシーンでは、社会一般的には“正論”ではない選択肢を取りながら仕事を進めることが多々あります。
自分なりの正論をベースに企画した案を自信満々にクライアントに提案しても、
「君の言っていることは分かる。確かに正論だと思うが、私たちには必要ない」
などと言われてしまうケースは多々あります。
人それぞれ、自分自身の“正論”を持っています。
しかしビジネスの世界では、その“正論”を突き通すことが良い結果につながることは少ないものです。
「自分では正しいと思っていることを提案しているのに、なぜ相手がイエスと言ってくれないのか?」
という考え方ではなく、利害関係者の立場を理解し、
「相手が何を必要としていて、何を必要としていないのか?」
を徹底的に分析して“正解”を導き出すことが重要です。
優秀な人であっても、自分の“正論”だけを突き通すのでは、周囲から「一緒に仕事をしたくない」と敬遠されます。
上司からの評価も得られなくなってしまいますよ。
一方、正論を押し付けようとせず、双方が納得する形で合意形成ができる人、落としどころを見出せる人は、周囲から「また一緒に仕事をしたい」と思われます。
上司からも評価されるはずです。
特にコンサルタントは多種多様な人種の集まりで、多くの業界・業種のクライアントを相手に仕事をするもの。
この前提を忘れないようにして、色々なタイプの人と協力し合いながら仕事を進めてください。
アグレッシブに未知のフィールドに飛び込む習慣・特徴がある人、習慣・特徴がない人
コンサル業界では、一つのユニットが一つの中小企業に例えられます。
ユニット間での交流が少なく、大きな壁があるためです。
そういった環境でもキャリアを広げている方は、他のチームのイベント(パーティ)などに積極的に参加するものです。
つまり自ら未知の領域に飛び込むといった、アグレッシブな習慣・特徴がある人が成功を手にします。
同時に社内でも評価されやすくなり、上のタイトルへプロモーションされやすくなるのです。
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今回は、どの業界にも共通する普遍的に評価される人・評価されない人の事例を挙げてみました。
日々のご自身の仕事の取り組みと照らし合わせて、参考にして頂ければと思います。
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