【目次】
どんな環境でも、自分が買ってもらえるポジショニングをする
転職相談をしていると、「今回の転職で最後にしたい。定年まで次の会社で過ごしたい」という声を耳にすることがあります。
できる限りそれに近い案件をご紹介させて頂きますが、先に書いたような世の中ですので、次の会社で最後まで勤め上げられる可能性は少なくなってきているというお話も併せてさせていただいています。
これからも転職の機会があると考えると、どんな環境でも、自分が買ってもらえるポジショニングをしていくことが重要です。
例えば30歳の方。大学を卒業して、社会人8年目。70歳に年金がもらえるとして、これから40年働かなければなりません。
もしも50歳で会社から放り出された時にアピールできる強みが何もなく、「どんな仕事でも一生懸命取り組みますから」と面接の場で話すことになるのは避けたいところ。ましてやパートなどで食いつなぐとなると、生活水準なども見直す必要が生まれます。
そうならない為にも、常にご自身の市場価値について考え、キャリアという観点から仕事(経験)を選ぶことも大切です。その積み上げが、ご自身のキャリアの担保になりますので。
自分の市場価値を知るための3つの方法
自分が会社の名前を捨てた時に、外の社会からはどのように評価されているのか、自分の「市場価値」を知ることは大事です。
自社内でどれだけ評価されていても、外に出た瞬間、誰からも見向きもされない人、では70歳まで社会から必要とされる人材になるとこはできません。
では、市場価値とは、どのような点で決まるのでしょうか。現職企業、年収、年齢、学歴、といった要素もありますが、概ね大きな要素は下記3点。
1. 業界・業務知識
どのような業界や業務に関する知識・経験持っているか。
金融業界や流通業界、また金融でも銀行の勘定系に強い、など。
2. スキル
エンジニアの方であれば開発環境や言語です。営業の方だとその営業スタイル、例えば新規開拓か既存か、パッケージ型かソリューション提案型か、といったあたりがこれに該当します。
3. マネジメント
人の管理だけではなく、クオリティマネジメント、タイムマネジメント、ベンダーコントロールなども含まれます。
上記3点について、どのようにキャリアを積んでいるのか、ということが市場価値の大枠を決めます。
これらをしっかり押さえて、「強み」として自己認識しておくこと、自分の足りない部分を意識してそれを補う経験ができるようなキャリアを積んでいくことが大切です。
優秀なビジネスマンは転職活動時に限らず、年に1回は職務経歴書を更新し、自分の市場価値を見極める習慣を持つ方が多いようです。
また、日々失われていく「年齢」という資格に対して、失う「年齢」分以上の市場価値を得られているかどうか、ということが、転職時期を検討する材料にもなります。
ぜひ、70歳まで働くことを念頭に置いて、上記3つの観点で自分の市場価値を評価してみてください。
あなたは70歳まで働く覚悟ができていますか?
急速に少子高齢化が進む日本では、「年金の支給が繰り上がり、70歳から」「70歳まで現役で働く」といった時代がもうすぐやってくるといわれています。「70歳まで働くのはみっともない」といった声をお聞きすることもありますが、どうやらそう言っている状況ではなくなりそうです。
実際に、2019年5月には、「人生100年時代」を見据え、希望する高齢者が70歳まで働けるようにするための「高年齢者雇用安定法
2018年度では労働力人口の割合として65~69歳では44.0%、70歳以上では13.8%という数字が出ていますが、おそらくこの割合もめざましく上がっていくことと思われます。
ただし、現代は大手企業でも会社が倒産、そして売却されるような時代です。ある意味、「自分の身を守れるのは自分しかいない」といっても過言ではないでしょう。
70歳まで社会から必要とされ、働くために、今から何をしておくべきかについて真剣に考える機会を一度つくることをおすすめいたします。
関連記事:コンサルティングファームで60歳まで働き続けるために必要なこと
https://www.axc.ne.jp/column/media/careertips/60consultant
=================
今回は70歳まで働く時代の今日、「できるビジネスマンが当たり前にやっていること」についてご紹介しました。
キャリアでお悩みの方は、ぜひ一度アクシスコンサルティングにご相談ください。
アクシスの求人のうち、
約77%は非公開。
平均サポート期間は3年です。
各ファームのパートナー、事業会社のCxOに定期的にご来社いただき、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっています。中長期でのキャリアを含め、ぜひご相談ください。