今回の記事では、国内系メーカーに6年勤務後、1年のブランク(退職期間)を挟んで、希望の外資系コンサルティングファームへ転職された方の事例をご紹介します。
<プロフィール>
30代前半 男性:国内系メーカー/SE(年収600万円)⇒外資系コンサルティングファーム/ITコンサルタント(年収780万円)
PGから社内IT推進室と順調にキャリアを歩むも、「閉鎖的な社風でこれ以上成長できない」という理由で退職
転職活動が初めてというHさんが転職の無料相談にいらしたのは、7月末のことでした。
『自分自身が成長できる環境があり、風通しの良い企業に就職したい。』
外資系コンサルティングファームへの転職を強く希望するHさんですが、国内系メーカーにてプログラマー > プリセールス > 社内IT業務推進室と一見順調にキャリアを積んでこられたHさんは、閉鎖的な社風に自分自身の成長が見えなくなった、という理由ですでに離職をしており、1年間のブランクがありました。
1年のブランクも職務経歴の棚卸を通して万全な体制を作る
三石『離職期間はどのように過ごされていましたか?』
Hさん『2年前(前職就業中)から継続して公認会計士の資格取得に向けて会計の勉強をしておりましたが、残念ながら試験不合格となってしまいました。残念ながらPRできる成果物はありません...ブランクも1年間ありますし、やはり厳しいでしょうか?』
三石『確かに実務経験の伴わない資格や、ポジションとマッチしない資格は企業に対するPR材料としては不十分です。また、コンサルタントを目指す上で本当に離職してまで、公認会計士の資格が必要だったのか?ということに関して、必ず面接で聞かれる部分でしょう。』
Hさん『...確かにそうですね。今質問されても言葉に詰まってしまいます。』
三石『面接に臨むにあたって、想定質問に対する模擬面接を実施致しますので、ご安心下さい。1つ1つ、最適な回答を一緒に考えて行きましょう。それにHさんの本当のPR材料はむしろ6年間勤め上げた前職のご経験の中にあると思います。いかがでしょう?ご自身のご経験を今一度棚卸しすると共に、職務経歴書をブラッシュアップしてみませんか?』
Hさん『ぜひ御願いします。』
三石『わかりました。大きく分けて、業界知識・業務知識、テクニカルスキル、マネジメント経験の3点について棚卸しをしてみましょう。まずは業界知識ですが、これまでのプロジェクト経験から得意な業界はございますか?』
Hさん『...正直、得意な業界と言っても思いつきません。様々な業界を短期間ずつ繰り返しているので、適応力はあると思いますが。』
職務経歴書を見ながら...
三石『自動車部品表のシステムに2年間携わっていらっしゃいますね。こちらはいかがですか?』
Hさん『これは自動車といっても、部品表の部分だけでPRできるほどのものでは無いです。』
三石『Hさん。これも立派にPRできる業界知識です。視点を広げて考えてみて下さい。広く言えば自動車業界、もっと広く言えば製造業界の経験と言えるでしょう。もう少し、具体的にプロジェクトの内容をお聞かせ頂けますか?』
Hさん『はい!具体的には...』
1カ月間の入念な対策を行い、希望の外資系コンサルティングファームの内定を獲得
こうしてHさんと私は約1ヶ月間、打ち合わせと書類の書き直しを繰り返し、11月には見事ご希望の外資系コンサルティングファーム(製造業界ユニット)からの内定を勝ち取りました。
エージェントは決して完璧な存在ではありませんが、今回御紹介差し上げたケースは、Hさんからは全幅の信頼をお預け頂き、二人三脚で活動を粘り強く続けた結果だと思います。
今ではHさんは地方への出張も含め、コンサルタントとして元気にご活躍されています。『名古屋に出張になったんですが、お勧めのお店はありますか?』こんな連絡をもらうと喜びもひとしおです。今後も末永くお付き合いさせて頂きたいと思っています。Hさんのますますの発展をお祈り申し上げます。
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今回の記事では、国内系メーカーに6年勤務後、1年のブランク(退職期間)を挟んで、希望の外資系コンサルティングファームへ転職された方の事例をご紹介しました。
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