今回は、コンサルティングファームの方の転職事例についてご紹介します。
<プロフィール>
20代後半 男性:コンサルティングファーム(年収600万円)⇒コンサルティングファーム(年収700万円)
難しいオーダー
ホテルのラウンジでお会いしたHさんは、まだ大学生でも通りそうなあどけなさの残る青年でした。
私は「まだ20代という若さでありながら、良い経験を積まれているので、転職先にはそう困らないだろう」
と思っていましたが、そんなHさんが口に出した転職希望条件は、
「9月中に退職活動を行いたい」
「現状600万の年収を700万に上げたい」
の2点。
いずれも難しいオーダーでした。
選考期間に時間のかかることの多いコンサルファームにおいて、1ヶ月を切るような早さで内定が出るのは稀です。
特にHさんはプロジェクトのまっただ中で、面接を組むのも手間取りそう。
そしてHさんの年齢、経験年数だとむしろ現状の600万が「高い方」であり、いかに高額オファーの出やすいコンサルファームであっても年収UPは難しそう、というのが 最初の印象でした。
面接時の懸念点
Hさんの転職活動は順調でした。提出した書類は次々と通過。
アプライしてから少なくとも1週間程度はかかるはずだったのが、企業側も高い評価だったのか、 早いところでは即日、あるいは2、3日もすると面接の調整が入り始めました。
Hさんの会社ではサブコンという立場、すなわち大手ファームの下請の立場が多く、今後キャリアを伸ばしにくい、というのが転職を考えた直接的な理由ですが、とはいえHさんは幸いにもこれまでは比較的良いプロジェクトに巡り会えていました。
懸念は、Hさんがその若さゆえに、軽はずみな発言をしてしまわないか、ということ。
実際、面談時にも、いかにも若者だなぁ、という印象を受けることが多々あり、「軽い」というイメージを与えてしまってはマイナスになるだろうと判断し、その点をやんわり伝えました。
最後は願ったり叶ったり!
面接に行った帰り、Hさんにフィードバックをもらいました。
「リラックスして臨むことができました。というか、こんなものでいいのかな、という感じです。」
手応えがあったようななかったような、不思議な感じだったようで、私としてもちょっとつかみ所がないな、という印象でした。が、まぁ、少なくとも失敗したという感じではなさそうです。
企業側からの面接フィードバックはすぐに来ました。
「是非次の面接に進んでいただきたいと思います。大変評価が高く、是非採用したい。 Hさん転職における希望、本音のところを教えてもらえませんか?」
正直、そこまで企業側から高い評価が出るとは思っていませんでした。
次の面接でも非常に高い評価を受けたHさん。
通常なら面接を3回行う企業でしたが、その時点で内定が出ました。
アプライしてから2週間。
9月中に内定を得たい、というHさんの希望には十分応えられるスピードです。
しかも、オファーも希望通りの700万円。
この企業でHさんの年齢を考えると、まさに破格です。
それだけ、Hさんの評価が高かったということでしょう。
Hさん、まさに願ったり叶ったりの転職を成功させたのです。
順風満帆な転職活動でしたが、これからがHさんのスタートです。
今後のHさんのご活躍をお祈りします!
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今回は、コンサルティングファームの方の転職事例についてご紹介しました。キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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