今回は、WEB業界営業職の方の転職事例についてご紹介します。
<プロフィール>
20代後半 男性:証券会社/リテール営業(年収500万円)⇒コンサルティング会社/営業(年収560万円)
「顧客満足」の追求を阻まれて……
Hさんは、上司の営業方針に抵抗感を抱き、事務職への転職を希望されていました。
5年間、証券会社で営業をされてきた方です。
「顧客満足」の追及を常に目標に掲げていたそうですが、上司からお客様の利益につながらない商品を売るように強いられます。
ストレスに耐えきれず、転職する事になりました。
「営業は嫌!」だから事務職へ……
Hさんは柔かいコミュニケーションで冷静なタイプの20代後半の方。
初めてお会いした際、転職理由をお聞きしたところ「職種を変えたいんです」と即答。
Hさんのお人柄からは想像できない転職理由でしたので、正直吃驚してしまいました。
カウンセリングが始まり数分で「もう営業は嫌!」という表情が伺えました。
さらにHさんは「事務職に移りたい」と訴えます。
「営業以外の仕事」と考えると、専門的なスキルがないため事務職しか思いつかなかった。
これまでの経緯を話して頂きました。
そこで私は、未経験で応募できる事務職求人は限られていることをご理解頂き、未経験可の求人を何件かご紹介しました。
経験豊富な人も多数応募するので、選考を勝ち抜くのはかなり難しい状況であること、面接に進めたとしても事務職を志望する理由があいまいなままでは苦戦するとアドバイスして初回の面談を終了しました。
捨てた「営業職」への偏見
私は、Hさんへ「事務職の求人に応募するのと並行して、これまでの経験が生かせる営業職にも応募してはどうか」と話を切り出しました。
最初は、Hさんから思い切り否定されました。
厳しい目標数字に追われ、毎日のように上司から詰められるのはもうコリゴリ。
そこで私は、「日々詰められる営業ばかりではありません。長期スパンで取り組む営業やチームで動く営業など、業界によって営業スタイルは異なります。たとえばこの業界の営業は……」というように、いくつもの例を挙げて説明。
最終的には、同じ営業でもそんなに違うものなのかと、Hさんに納得頂けました。
もともとHさんは、お客様と接するのは好きで、自信を持てる商品やサービスを提供したいという気持ちが強い方でした。
そこで、興味のある業界を選び、数社の営業に応募しました。
事務職はすべて不採用だったけど……
Hさんが、面接で実際の仕事の話を聞き、「ぜひやってみたい」と思ったのが、法人に向けて自社サービスの導入を提案するコンサルティング会社の営業でした。
「金融業界の顧客が多いので、証券業界で得た知識・経験が生かせるし、本当にお客様の役に立てるサービスを提供できる」と確信したそうです。
事務職の求人は結局すべて不採用になってしまいましたが、この会社からは無事内定をいただき、入社を決意されました。
今は営業活動が楽しい!
証券会社時代は何百という顧客をフォローしていたが、転職した今、担当は4社。
今後、経験を積んで担当が増えたとしても10社以上抱えることはない点。
「担当顧客が少ない分お客様の懐に入り込み、密にコミュニケーションを取って信頼関係を深めていて営業活動が楽しい!」と数ヶ月してからHさんより嬉しい連絡が届きました。
今後のご活躍を祈願しております!
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今回は、証券会社営業職からコンサルティング会社営業職への転職事例についてご紹介しました。キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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