今回は、SIerからコンサルティングファームへの転職事例についてご紹介します。
<プロフィール>
20代半ば 男性:SIer/インフラエンジニア(年収500万円)⇒コンサルティングファーム/ITコンサルタント(年収550万円)
ふと気が付くと、追い抜いてしまっていた先輩の背中
国内大手SIerにインフラエンジニアとして勤めるAさん。
「成長環境を求めて」
それが、Aさんが始めに口にした転職理由でした。
入社以来、技術の面白さにのめりこみ、先輩エンジニアの背中を追いかけ、がむしゃらにスキルを磨いたというAさん。
履歴書には資格がずらり。
単なる資格マニアではなく、実務経験に合わせて、コンスタントに取得した資格には説得力があります。
ふと気付くと、いつのまにか尊敬する先輩エンジニアに並び、そして、追い抜いてしまったと感じるようになったと言います。
それは、単純な技術力だけではなく、顧客に対する貢献意識、仕事に対するモチベーションの部分でも……。
社内に目標を失ったAさんは、悶々としつつも外へのキャリアを模索し始めたわけです。
他社エージェントではNG、でも落ちるわけがない!
とはいえ、Aさんが在籍している企業は、SIerの中でも大手優良企業の1つ。
単純に環境を変えるだけの転職はAさんにとってマイナスです。
私は求人案件を厳選し、某コンサルティングファーム(B社)のITコンサルタントの案件と、某外資系のSIer(C社)の2社をご提案させて頂きました。
この2社であれば、現職と比較しても会社の規模感は遜色のなく、何よりも、高い技術力、高い向上心を持つメンバー達と互いに刺激し合う環境があります。
しかし、Aさんは弊社にご来社される3ヶ月前から転職活動を開始されており、すでにこの2社は他社エージェント経由で応募済みで、結果はNGだったのだと言います。
聞いてみると、B社は書類応募をして1ヶ月以上も結果が返ってきていない状況。
C社は、そのものへの応募ではなく、C社の親会社に応募をしており、最終面接でお見送りとなったとの事。
私は、Aさんの経歴書にもう一度目を通しましたが、やはり、B社の書類選考に落ちるとは思えませんでした。
ましてや、書類選考結果が返ってきていないことに違和感を感じます。
「Aさん、B社について、弊社からもう一度推薦させて頂けませんか?
ダメかもしれませんが、NGになるにしても、理由くらいは確認できるかもしれません。
また、親会社でお見送りになっていますが、C社でリベンジしてみませんか?」
「ダメもとでも、可能性が少しでもあるのであれば、ぜひお願いします」
結局Aさんは、B社(再応募)とC社への応募を進めることにします。
2社へのリベンジは驚きの結果に!
3日後、私にとっては、予想していたことですが、B社から書類選考合格の知らせが入ります。
驚きを隠せないAさん。
「ありがとうございます。1ヶ月結果が戻ってこなかったのが嘘のようです……」
続いてC社も書類合格。
その後、Aさんは面接で快進撃を続け、なんとB社、C社の両方から内定(オファー)を勝ち取ります。
どちらも、甲乙つけ難く、現職を上回る魅力を感じているというAさん。
私は、キャリアは点ではなく、線で考えるもの、とお伝えし、コンサルティングファームのB社をお勧めさせて頂きました。
担当キャリアコンサルタントより一言
振り返ると、道の無いところからスタートしたAさんの転職活動。
Aさんが諦めなかったから道ができたのだと感じています。
でもここからが本当のスタート。
Aさんは、今、新天地でITコンサルタントとしての第一歩を踏み出しています。
Aさんのキャリア第2章の始まりですね!
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今回は、SIerからコンサルティングファームへの転職事例についてご紹介しました。キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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