今回は、コンサルティングファームから大手監査法人への転職事例についてご紹介します。
<プロフィール>
30代前半 男性:コンサルティングファーム(年収650万円)⇒大手監査法人(年収710万円)
柔軟な対応
Hさんと初めて話したのは、昨年の9月頃のことです。
地元が近いこともあり、近所のホテルでお会いしました。
(それ以降、何回もここを利用致しました)
当時32歳だったHさん。
ご経歴としては、非常に優秀で、グローバル経験が豊富にありその領域では花形のご経験をされておりました。
転職の動機は会社の業績悪化や経営者のワンマン経営でした。
最初の志向は事業会社への転職。
しかし、現在の市況ではそもそも求人が少なくハードルも非常に高いことをお話しし、今後のキャリアにつながるコンサルティングファームや監査法人をご紹介させて頂きました。
Hさんとしては、事業会社以外は考えていなかったそうですが、現在の状況を聞くや、柔軟に考えを変え、その場で応募する決心をされました。
Hさんもそうですが、優秀な方は非常に決断が早く、対応力が高いです。
転職はタイミングが重要
転職はタイミングが非常に重要です。
何に時間がかかるかというと、各種の日程調整や企業側からの結果待ちがメインになるでしょう。
Hさんは、この調整・結果待ちに非常に時間がかかりました。
まず、一次面接が終わってから結果がくるまで1.5ヶ月程かかりました。
企業側の体制の事情で、時間がかかったそうです。
(面接は高評価で通過されました)
それ程急いでいるわけではありませんでしたが、流石に心配になっていました。
(Hさん、申し訳有りませんでした!)
その後、無事通過の連絡が来てから、今度はHさんが海外出張へ。
……というようなことが何度かあり、最終的にオファーが出たのが12月。
無事にオファーが出て何よりと思ったのですが……。
「柔軟に対応していく点」と「譲れない点」
さて、応募企業に対しては柔軟に対応し、応募されていたHさん。
しかし、Hさんの中には譲れない点もありました。
それは、条件面です。
最近の市場を見ていると、現状維持・微増か若干下がってもキャリアアップにつながるのであれば入社するということが多いです。
しかし、転職をするからには年収を上げたいと思っていたHさんは、この点だけは譲れなかったようです。
幸い、企業側の評価が非常に高く、どうしても入社して欲しいとのことで最終的には60万円UPでご入社されました。
仕事内容はご自身の志向性と合致しており、経験も活かせる職場でしたので満足されていました。
転職活動で満足した結果を得るためには、「柔軟に対応していく点」と「譲れない点」のどこでラインを引くかある程度決めておくと、軸がぶれずに活動を終えられると思います。
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関連記事:
「ITコンサルから監査法人アドバイザリー」というキャリアパスとその際の注意点
https://www.axc.ne.jp/media/change-jobs-knowhow/itandauditor
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今回は、コンサルティングファームから大手監査法人への転職事例についてご紹介しました。キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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