今回は大手コンサルティングファームの転職事例についてご紹介します。
<プロフィール>
30代前半 男性:大手コンサルティングファーム/マネージャー(年収1,050万円)⇒大手コンサルティングファーム/マネージャー(年収1,100万円)
コンサルタントの次のキャリアをどうすべきか
Bさんにお会いしたのは、1年半程前。
知り合いのコンサルタントの方に紹介されました。
「同期のコンサルタントが今後のキャリアについて悩んでいるので、相談にのってほしい」
この仕事をしているとよくある話です。(同期・部下・時には上司も……)
伊藤「今すぐの転職というよりは、キャリアについてのご相談ですよね」
Bさん「そうなんです。コンサルタントの仕事は楽しいのですが、
次のキャリアはどうすべきか、と思いまして」
伊藤「そうですか。現職に特に不満は無いということですか?」
Bさん「特に不満は無いです。
ただコンサルタントなので、いずれ事業サイドで働いてみたいとの
思いはあります」
しばらくプロジェクトが忙しいとの事で、その日はコンサルタントのキャリアパスについて、過去の事例を交えながら幾つかの選択肢をお話させていただき、1回目のご面談が終了しました。
先が見えた自社でのキャリア
それから半年後。
ご紹介したい求人があり、Bさんへコンタクトさせて頂きました。
伊藤「最近のご志向はいかがですか?」
Bさん「それがですね。やっぱり外へ出たほうが良いかな、と思うように
なってきました。
現職だと何か先が見えるんですよね。多分来年にはプロモーションして、
シニアマネージャーになって、任されるタスクがこれで……。
コンサルタントという仕事は好きですが、これではちょっと」
伊藤「そうですか。転職する・しないは兎も角、一度活動してみても良いかも
しれませんね」
という事で、転職活動をスタートする事になりました。
流石に大手ファームでマネージャーとして、活躍されているだけあり、コンサルティングファーム・事業会社などで、あっという間に複数内定が出ました。
主体的に事業に関われる環境へ!
結局、Bさんが選択したのは、同業の大手コンサルティングファームでした。
その理由は……。
伊藤「同業のコンサルティングファームへ転職を決められた理由は
何でしょうか?」
Bさん「パートナーの方の熱い”想い”ですね。
ユニット(セクター)の目指す方向や、それを達成するために、
私の知見・経験を十分に発揮してもらいたいという熱い”想い”を
お聞かせ頂きました。
まだまだ成長中のユニットなので、組織を創っていくフェーズとの
事です。コンサルタントとしてクライアントへ貢献するだけでなく、
自社の組織創りに携われるので、今の自分にとって良い環境だと
思います」
確かにBさんは、
・コンサルタントという仕事は好き
・ただ将来は主体的に事業に関わりたい
という思いがありました。
「コンサルティングファームの組織づくり」という仕事もあり、Bさんにはピッタリの職場環境だったのかもしれません。
ご入社後の企業側の評価も非常に高く、次回のプロモーションでシニアマネージャーへ上がる予定で、若手の育成でも貢献しているようです。
「コンサルティングよりも、組織づくりのほうが難しいです(笑)」
最近のBさんのコメントです。
コンサルティングファームもBさんのような考え方をすると「事業会社」になりますね。
私にとっては新しい発見でした。
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関連記事:
コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html
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今回は、大手コンサルティングファームの転職事例についてご紹介しました。キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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平均サポート期間は3年です。
各ファームのパートナー、事業会社のCxOに定期的にご来社いただき、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっています。中長期でのキャリアを含め、ぜひご相談ください。