20代半ば 男性(未婚)
独立系中堅コンサルティングファーム(年収550万円)⇒外資系大手コンサルティングファーム(年収720万円)
経験不足ではあるが、コンサル業界の「人材不足」の影響もあり3社応募し全通過
新卒で、独立系中堅コンサルティングファームに入社。以来、IT領域のコンサルティングに従事してきたBさん。
「コンサルタントとしてさらなる上流を目指したい、といいます。」
理由を尋ねると、将来的に起業を目指しており、その為の専門性と、自己ブランド力を高めたいとのことでした。
転職活動のテーマは、「20代後半をコンサルタントとしてさらなる成長可能な環境へ。」ということになります。
Bさんのお人柄に対する私のファーストインプレッション(第一印象)は、二重丸。コンサルティングファームの面接においても、『面接うけ』するタイプとお見受けしました。
ただし、如何せん経験している領域が『広く浅く』なっていることは否めず、いくつかのプロジェクトは、ITコンサルタントというよりもSE業務に近しいものも。
ご存知の通り、コンサルタントの市場価値は、クライアントと、プロジェクトの質に大きく依存するもの。これが、30代だったら取り返しがつかなかったかもしれない。専門性を問われれば、苦戦は必須。
しかし、Bさんはまだ20代半ば。コンサルティングファーム各社の若手積極採用のタイミングも手伝って、経験値の不足は、若さと人柄、熱意で十分にカバー可能なはず。
最終的にBさんは、大手コンサルティングファーム3社に応募。3社とも無事に書類通過し、さあ、ここからの準備が本番です。
経験不足を、面接対策の100本ノックでカバー
強みの棚卸しをするも、専門性を問われれば、経験不足は否めません。
焦点を、いかにポテンシャルを最大化して見せるか、に絞り、専門性のPRではなく、スキルや知識のキャッチアップ力、知的向上心苦境や逆境、環境変化への対応力にプレゼンのポイントを持っていきました。
転職理由、志望動機に関しては、それこそ100本ノックです。
『なぜ転職するのか?』
『どのようなコンサルタントを目指すのか?』
『それは現職では実現できないのか?』
『なぜうちの会社なのか、他社との違いはなにか?』
という問いを投げ、その回答に対してさらに深堀ります。
『なぜそう思ったの?』
『なぜそうしたの?』
Bさんは本当に真剣に取り組み、二人で妥協を許さず、納得いくまで繰り返します。
内定時のコメントは「伸びしろに期待」
『スキルは不足。ただし、人柄、熱意などポテンシャルを評価します。』
2社から一次面接合格の知らせです。想定通りのフィードバック。しかも、狙い通りの評価。スキルの不足はポテンシャルでカバーする。
そして、最終面接結果。
『スキルや専門性は、期待するレベルに対して不足。』
『ただし、これらは、今後いくらでも身につけることができる。B氏に感じる伸びしろに期待し、弊社での育成を前提にオファーを出したいと思います。』
これは、外資系大手コンサルティングファームから内定時に頂いたコメントです。
現在持つ、スキルを評価されることは非常に重要。しかし、まだ20代のビジネスマンにとって、将来的な伸びしろ(ポテンシャル)を評価されることは、何よりの賛辞です。
Bさん、本当に良かったですね。業務多忙の中、スパルタな面接対策に、諦めずに本当に良く最後までやり抜かれました。Bさんの努力で、将来の目標に繋げた大いなる一歩。
新天地での活躍はもちろん、その先にある独立も、心から成功をお祈りしております。
参考:【未経験からコンサルタントへの転職】年収は上がるのか?ファームの年収・給与体系と未経験からの転職事例
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今回の記事では、スキル不足をポテンシャルの最大化でカバーし、見事年収アップで大手ファームの内定を獲得した事例についてご紹介しました。
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