「業務・ITコンサル」から「戦略ファーム」志すものの、実際に選んだ企業とは?【実話】

プロフィール

30代前半 女性

コンサルティングファーム/業務・ITコンサルタント ※マネジャー(年収1,000万円)⇒再生系ファーム ※マネジャー(年収1,100万円)

経歴・実績は申し分無い一方で、学歴でNGの可能性が高いことが判明

Aさんは大手コンサルティングファームで業務・ITコンサルタントのマネジャーとして経験を積んだ後、将来起業したいと考えMBAへ留学。帰国後は戦略系ファームを中心に転職活動を検討されていました。

そんなAさんとお会いしたのは帰国直後のこと。

私「イメージされているファームはございますか?」

Aさんからは、そうそうたる外資戦略ファームの名前が出てきました。経歴・実績は申し分無いですし、MBA留学のキャリアも積んでいます。

ただ一つ難題が。。。「学歴」です。

外資トップの戦略ファームは学歴を一つの重要な採用基準においています。Aさんの卒業された大学も個人的には優秀だと思いますが、先方が求める基準には達していません。

MBAの留学経験はありますが、MBAランキングも中の上。大学の学歴をリカバリするほどではありません。

Aさんには率直に、ご推薦は可能なものの外資トップ戦略ファームからのオファーは難しい旨お話させて頂きました。Aさんもある程度は予想されていましたが、落胆されたご様子。

「将来自分でビジネスをやりたい」というキャリアパスは、事業再生系のファームからでも可能

私「ところで、なぜ戦略ファームを希望されるのですか」

Aさん「将来は自分でビジネスをやってみたいと考えています。そのためには厳しい環境で経営・戦略に携わる経験が必要と考えています」

それならば、ハンズオンでクライアントに入り込み事業再生する再生系ファームであれば、CxO支援やラインごと預かるケースもあるのでキャリアイメージに近いのではと、何社かご提案させていただきました。

数社オファーを獲得した中で次のキャリアとして選んだのは総合系ファームの戦略コンサルタントではなく、再生系ファーム

外資トップ戦略ファームは予想通り残念な結果となってしまいましたが、総合系ファームの戦略コンサルタントと再生系ファームは順調に面接をクリアしていきました。

結果的に、数社オファーを獲得した中でAさんが次のキャリアとして選んだのは総合系ファームの戦略コンサルタントではなく、再生系ファームでした。

理由は、
 ・未経験ながらマネジャーのオファー
 ・面接官(上司になる人)との相性
 ・ファームの過去の再生実績
など幾つかありましたが、一番の理由は「自分でビジネスを実際に動かせるから」。

提案だけでなく、実際に自分がクライアントに入り込み実行し且つ基本的に再生できるまで面倒を見る。タフな環境ですが、「これくらい出来ないと将来自分のビジネスを成功に導くのは難しい」と考えたそうです。

そもそもMBAへ進学したのも、自分でビジネスをやりたかったから。転職は手段であって目的ではないという事を実行されたAさん。「会社の業績が悪くなるのは必ず原因があるんですが、幾つかパターンがあるんです」。先日、食事をご一緒した際に、仕事が面白くて仕方がないといった様子でAさんが教えてくれました。Aさんの活躍によって1社でも再生される企業が増えることを切に願っています。

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今回は、業務・ITコンサルタントの方の転職事例をご紹介しました。

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