今回の記事では、将来独立の夢を胸に、コンサルへの転職を決意し「総合コンサルティングファーム」「戦略コンサルティングファーム」両方の内定を獲得された方の転職事例についてご紹介します。
<プロフィール>
20代後半 男性:国内ベンダー(年収600万円)⇒外資系大手総合コンサルティングファーム(年収660万円)
転職のきっかけは「最適なソリューションを提供したい」という想い
Yさんは国内系ベンダーにて会計パッケージの導入コンサルタントをしていました。ベンダーに入る前はまったくの異業種で、ITと会計のスキルを身に付けたい、という思いから前職のベンダーに転職したとのこと。
主なクライアントは大手食品会社や装飾メーカー。それらの企業に対して業務改善やシステム維持費削減のための会計パッケージの要件定義及~導入までをリードされていました。
ただ、どうしても自社のパッケージシステムを導入することが目的になってしまい、クライアントに対して最適なソリューションが提供できているか?ということに疑問を持つようになりました。
そこで転職を考えるようになり、ネクストキャリアとして一つのソリューションに限定せず、クライアントの業務や経営の課題を解決するコンサルタントを目指し、転職活動が始まりました。
戦略コンサルタントへのこだわり
Yさんは経営レベルでの課題解決に強いこだわりがありました。これまでのキャリアが活かせるITを軸としたポジションより、ビジネス、経営に近い層でのコンサルティングを希望していました。
まずは外資戦略系ファームに応募しましたが、なかなか書類選考が通らず。。。転職活動に時間がかかってしまうのは業務的にも大変、ということで戦略だけにこだわらずシステムコンサルも含めて応募したところ、大手外資系ファームにて書類が通過し、選考も順調に進んでいきました。
先方からの評価は高く、あっさりと内定がでました。ただ、Yさんとしてはやはり戦略ファームというところはあきらめられず、自主的にベンチャー系の戦略ファームに応募をしていました。ベンチャー系の戦略ファームも順調に選考が進み内定がでました。
将来の独立のために本当に必要な「人脈」を手に入れるため大手総合ファームへの転職を決心
Yさんとしては希望していた戦略ファームで内定が出たので、ベンチャー系ファームの方に心が傾いていました。ただ、もちろんその企業を否定するわけではありませんが、コンサルタントとして経験の少ないYさんが今の時点で行くにはリスクがあるというのが私の意見でした。
そのベンチャー企業の情報はある程度入手しており、実際にプロジェクトにアサインされるかどうかというのもクライアントと面接をして合格しなければアサインされず、アサインされないことで稼働率が下がると、退職せざるを得ないということにもなることは知っていました。
また、別の視点からもベンチャーではなく大手のファームに行った方が良いという考えがありました。Yさんは将来的に独立を考えており、ご自身で幅広く企業の課題を解決したい、という思いがありました。
もちろん経験を積んで独立したからといってすべて一人でできるわけではありません。周囲に協力してくれる方がどれだけいるか?どれだけ多くの人脈を持っているか?ということが重要になってくると思います。
そういう意味においては、大手ファームに入ることはコンサルタントとしての基礎を身に付けるだけでなく、人脈を作るということにおいても有効だと考えました。
悩んだ結果、Yさんは大手ファームにシステムコンサルタントとして入社することを選びました。決断した理由としては、システムコンサルとしてもポジションがあがればよりビジネス、経営に絡むところまでコンサルティングができる、と判断したためです。
Yさんのこの判断は間違っていないと思いますし、Yさんであれば次の会社においても必ず活躍できると信じております。
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今回の記事では、将来独立の夢を胸に、コンサルへの転職を決意し「総合コンサルティングファーム」「戦略コンサルティングファーム」両方の内定を獲得された方の転職事例についてご紹介しました。
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