【外資系ITベンダー・パートナーセールスからの転職事例】年収よりやりがいを目指して獲得した納得のオファー

転職失敗の理由は「年収」

Kさんは元々メガバンク出身ということもあり、見た目も含めて非常に礼儀正しい40代前半の方。メガバンクから大手コンサルティングファームを経験されたところまでは順調だったのですが、その後、移られた企業は1年足らずに退職し、現職も入社されて1年半程度。

なぜ転職を検討されているのか理由を聞きしたところ『今の会社は年収で選んだのが失敗』とのこと。確かに2社のうち1社は日本撤退を余儀なくされた外資系ITベンダー、しかしながら、現職で手にされている年収を聞くと正直『辞めるのは勿体無い』と思いました。

さらに深く話を伺うと、入社前に聞いていた仕事内容と、実際に入社してからの仕事内容に相当なギャップがある、とのこと。転職して間もないうちは『それでも高い年収がもらえるのだから・・・』という理由で自分をごまかしながら仕事をしていましたが、時間が経つにつれ、やはり違和感がぬぐえず、自分の仕事にやりがいを感じない日々にストレスを感じている、とのことです。

今まで経験された領域を伺うにうちに、いかに今の仕事内容が経験・スキルを生かせない仕事かよく理解できたため、年収は下がるものの、経験・スキルが十分に発揮できる某外資系ITベンダーのコンサルタントポジションを提案させていただきました。

転職理由はあえて正直に

面接に受かるためには履歴書・職務経歴書の内容が何より大切。特にKさんの場合、直近の2社の経験年数があまりにも短いため、在籍時間の中で携わった仕事内容を詳細まで記載いただいたことと併せて、転職を検討されている理由を応募企業に直接、当方から説明をしました。

結果、書類は無事通過。その後の面接対策では、とにかく今までのキャリア全般を通じた強みにフォーカスしたプレゼンテーションの練習を繰り返しました。

また、転職理由をごまかそうとすると、話が言い訳っぽく、また冗長的になる傾向があるため、自身に課題がある点も正直に話すようアドバイスしました。

年収の大幅ダウンは覚悟していたものの、想像以上に下がることなく納得の内定受諾

1次面接は無事通過したものの、2次面接は海外オフィスの役員と電話インタビュー。英語力には自信をお持ちでしたが、念には念を入れて、インタビュー前に伝えるべきことを英語でメモしていただき、何とかインタビューも終了しました。

最終面接では社長・役員含め3名ほど面接官が出てきて、相当深いところまで質問を受けたそうです。

「やはり転職理由を深く突っ込まれたときは正直、言葉に詰まるところもありました。手ごたえは十分とはいえません。」

面接を終えたＫさんの言葉でした。最終面接の翌日、企業から「内定です」との連絡がありました。

仕事内容が変わるため、年収の大幅なダウンは覚悟されていましたが、想像していたほど下がることもなく、無事に納得のいくオファーを手にされました。

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今回の記事では、外資系ITベンダーのパートナーセールスから、外資系ITベンダーのコンサルタント職へ転職された40代前半の方の事例をご紹介しました。

キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。