今回の記事では、のんびりした社風の会社にキャリア面での危機を感じ、コンサルティングファームへ転職。現在はマネージャーとして活躍される方の事例をご紹介します。
<プロフィール>
24歳 男性:銀行系システムエンジニア(年収350万円)⇒大手コンサルティング会社(年収600万円)
のんびりした社風も、同期の成長を目にして強烈な焦りを覚える
Aさんは、金融系システムエンジニアとして入社2年目の終わりを迎えようとしておりました。非常にのんびりした社風で、いまどき部長が新聞を読んでお茶を飲んで一日を過ごす会社です。
また、チームリーダーは若くて40歳。周囲のメンバーにダジャレ連発、セクハラ連発。もう、ほぼ昭和!というIT企業です。金融機関の子会社だから、これでもどうにかやっていけるのでしょう。
しかし、Aさんは強烈に焦りを感じておりました。大学時代の同期は、入社2年間で数多くの色々な経験をしている。それに対してAさんは、部署の若手として、電話を取り次ぎ、一番に出社して机を拭いている毎日。
社会勉強といえば聞こえは良いのですが、「あんな部長やリーダーになりたくない!腐ってしまう!!」という強烈な焦りから転職活動に突き動かしていきました。
Aさんは、一番成長が出来る環境を目指して、英語もしゃべれないのに、外資系コンサルティング会社を受けました。そして、24歳という若さもありどうにかポテンシャル採用で滑り込みました。
内定の連絡をもらった時のAさんは、「これで、僕もやっと社会人としてスタートできる!!」と、家族や付き合っている彼女に喜びをぶつけました。
退職することの正当性を感じる
さて、Aさんの退職活動。
通常であれば、つらい作業ですが、【昭和】から抜け出せる!という強烈な喜びもあり、ダジャレ・セクハラチームリーダーに退職を伝える朝は、ワクワクして喜びが押さえられなかったそうです。
会社に出社して、同僚から「おい!A。なんか、いいことあったのか??」と言われる始末。。。
そしてチームリーダーに退職を伝えます。
「すみませんが、来月で退職させてください」
リーダー
「それはしょうがないねぇ」
がっくり。引き止められなかったことよりも、部下が退職することにほぼ無関心な様子に、がっくり。退職することの正当性をさらに強く感じたそうです。
転職して数年後・・・マネージャーとして活躍
やはり、この金融系システム会社は何度かの譲渡を繰り返して会社はなくなったそうです。ある意味沈み行く船から真っ先に降りた、という判断は正しかったのでしょう。
Aさんは、外資系コンサルティング会社でマネージャーとなり、英語も使いこなすビジネスマンとなっています。倒産する会社にはそれなりに理由があります。それを嗅ぎ分けて自分が一番有利なポジショニングに移すことも本当に大事なことです。
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<SIerからコンサルティングファームへのキャリアに関する記事>
【保存版】エンジニア(SE)からコンサルタントに転職・活躍するまでのAtoZ
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2018/0227/se_cous.html
「SEとITコンサルが言う『上流工程』の違いと特色」
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/se_cous/02.html
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今回の記事では、のんびりした社風の会社にキャリア面での危機を感じ、コンサルティングファームへ転職。現在はマネージャーとして活躍される方の事例をご紹介しました。
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