転職理由は「自身のバリューをより発揮するため」【30代半ばでのエンジニア転職成功事例】

今回の記事では、国内独立系SIer、学生発ベンチャー、ITベンダーにてエンジニアとしてご活躍後、コンサルティングファームへ30半ばで転職された方の事例をご紹介します。
※ご本人が書いて下さったレポートです

<プロフィール>

30代半ば 男性:ITベンダー(年収610万円)⇒コンサルティングファーム(年収840万円)

業務を知らなければ要求に応えられない

新卒で国内独立系SIerに入社、入社後の2~3年は主に大手製造メーカー向け制御系のシステム開発に従事。まずは日々のシステム開発の業務の中で基本的なスキルを身につけながら、次第に自分ができることの範囲も広がり、 ITの分野で自分が興味のある新しいことにチャレンジしたいと思ったのが最初の転職のきっかけでした。

次に入社した会社は大学院の学生発ITベンチャー。ITとモバイル技術を主軸に、B to C 向けサービスの企画・開発を行う会社で、 ITエンジニアとして企画・開発・導入・運用まで様々な業務を経験。その中でも、ECシステムの開発プロジェクトにリーダーとして携わったことが自分にとって一つの転機となる出来事でした。

IT主導で、十分な業務知識も無い状態で、そもそもECとは何かから始まった、手探りでの開発。 その中で身にしみて感じたのは、いくらITのスキルがあっても業務を知っていないと、ECサービスを展開する事業会社の要求に十分に応えられないこと。

業務知識を身につけ、より高い付加価値を顧客に提供できるようになりたいと考え、業務系システムの開発・導入を手掛けているITベンダーに転職。そこで、CRMの導入や会計システムの開発プロジェクトに参画し、ITを活かしながら業務スキルを日々学んでいました。

自身のバリューをより発揮するためにコンサルティングファームへの転職を決意

30代半ばになり、今後の5年や10年といったスパンで自分のバリューがより発揮できる可能性を改めて考えてみました。 このまま今の会社でITを主軸に、CRMや会計といった特定の業務に関する専門スキルを深めていくことも選択肢の一つとして十分に考えられますが、顧客が抱える様々な経営上の問題を、ひとつの業務に限定して可能性を狭めずに、広い視点からITを用いて解決できるようになりたいという思いもありました。

また自分が持っているバリューは、まずはITエンジニアとしてのバックグラウンドであり、 それを活かしながら、ITとビジネスとを結びつけて最適なシステムの実現に携わりたいと考えていました。

システム化プロジェクトの上流から参画し、自身のITのバックグラウンドを活かしながら顧客により近い立ち位置で、業務改善と最適なシステムアーキテクチャの策定に関わって行くことが自身のバリューをより発揮できると考えたのが、 コンサルティングファームへの転職の一つの動機です。

今後自分がどうしていきたいのかを確認した面接

自分としては業務コンサルタントよりもITコンサルタントの方が、今までのキャリアからもフィットすると感じていました。また、B to C を手がける大手インターネット企業が積極的に採用活動を行っており、それらへの会社への応募も検討しましたが、まずは B to B 向けITコンサルタント(業務系システム導入)を中心に活動をスタートしました。

自分の今までの経緯から考えても、B to C 向けサービスからより会社の業務に関わるシステムの構築へと、自分の興味・志向が高まっているので、(当時は少し迷いがありましたが)インターネット事業を行う会社ではなくSIerもしくはコンサルティング会社への転身が適しているのではと考えていました。

応募して面接に進んだのは2社で共にテクノロジー重視のコンサルティング会社、両社とも最終の段階まで面接は進みましたが、 1社の方は残念な結果となりましたが、もう1社の方で内定をいただくことができました。

最初の面接は、特定のポジションや産業に限定せずに、人事部の方と面接。自分が今まで経験してきた内容とこれから考えている自分のキャリアパスについて説明し、 次の面接で具体的な事業部のマネジャーと面接。そこで行われている業務の内容について詳しく説明をいただき、 そこで自分自身がどう関わっていきたいか、また、そこから今後どうしていきたいのかを話し合いました。

30代半ばは転職の重要なターニングポイント

一つの重要なタイミングで転職活動を行うことができたと思います。 30代の半ばの時期は、それ以前とそれ以降で企業から期待されるパフォーマンスの内容も違ってくるタイミングでもあり、 今の時期の転職は自身にとって一つの重要なターニングポイントだと思いました。

転職活動は、市場が求めているニーズを確認し、そのニーズにいま自分が応えられるかどうかをチェックするための良い機会であるし、グローバル化していく昨今の市況で必要なスキルなどを知る上でも重要な活動であると思います。

面接では、面接官の「人柄」を見ておくことも大切

自分がいま何ができて、今後何をしたいのか、これはどの採用面接でも問われる重要なアピールポイントだと思いますが、コンサルティング会社やSIerが求めているスキルについて言うと、市況が変わっても語学力・会計知識・ITスキルの3点は変動することのない重要な要素で、人柄やロジカルシンキングなどの要素に比べると、また取得資格や実務経験などで比較的アピールしやすい要素だと思いました。今後もそれら3つのスキルに対して自己研鑽していきたいと感じました。

面接に際しては、事前準備は重要なことであり、少なくとも必ず聞かれる質問に対する回答は頭の中にいれておくことが前提だと思いますが、逆にこちらからは、社風や、面接官の人柄(この方の下で一緒に仕事をしたいと本当に思えるかどうかの重要な要素)を見ておくことも重要だと思いました。

会社に勤めていると1~2週間程度のまとまった休暇をとることができる機会はとても少ないと思いますが、(引き継ぎの進捗次第で場合によりますが)転職はその少ない機会の1つだと思います。その機会に、日頃できないような家族サポートに時間を費やしたり、小旅行に行ってリフレッシュしたりできるのである程度の計画は立てておくのも良いと思いました。私の場合は、家庭の事情で入社時期を延ばして頂くような調整を行っていただいて、この転機の束の間にいただく時間を有効に利用したいと思います。

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今回の記事では、国内独立系SIer、学生発ベンチャー、ITベンダーにてエンジニアとしてご活躍後、コンサルティングファームへ30半ばで転職された方の事例をご紹介しました。

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