今回の記事では、SIerにてPLやPMとして活躍後、Java未経験ではあるもののプログラミングへの理解度を評価され、見事に転職された方の事例をご紹介します。
<転職された方のプロフィール>
30代半ば 男性:SIer(年収550万円)⇒SIer(年収650万円)
遠方かつ業務多忙な中での転職活動スタート
Mさんは大学卒業後、組み込み系システム開発を行う中規模なSIerに入社。当時はプログラミング中心に、技術の習得、システム構築における一連の流れや、チームレベルでのマネジメントなどを経験しました。
その後、仕事で関係のあった前職の社長より声を掛けられて転職。クライアント先に常駐して、システム構築における要件定義や設計といった上流フェーズを中心に、時には自らも開発を担当するリーダー的なポジションで5年間ほど働いてきました。
Mさんが転職しようと考えたのは数ヶ月前から。クライアントから言われたものを作るだけでなく、もっと主体的に、またコンサルティングを行うことで顧客に価値のあるサービスを提供したいと強く思うようになったのが始まりです。
Mさんは関西にお住まいということでまずは電話にてヒアリング。電話での面談は通常30分くらい時間を頂いていますが、Mさん「30分は時間取れません。10分でお願いします。」
かなりお忙しい方・・・。面接の時間は取れるのだろうか・・・。これまでのご経験云々というよりかは面接に行くことができるのか?という不安を抱きつつ、Mさんの転職サポートが始まりました。
ただ、ご本人としては年齢的にもこのタイミングで転職をしたい、という強い思いがあり、私としてもそれならば何とかうまく調整して、Mさんに思いに応えたいと思いました。
応募はSIerとコンサルティングファームの2軸で
Mさんのこれまでの経験、志向をもとに次のキャリアを考えると、SIerかコンサルティングファームかの2つに絞られます。
それぞれいくつか案件をご紹介し、Mさんが興味を持たれた6社に応募しました。SIerが3社、コンサルティングファームが3社です。
書類選考の結果、SIerが2社、コンサルティングファームが1社通過しました。
ただ、ここから少し問題が発生してしまいました。事前に面接は基本平日になるということはお伝えしていたのですが、「やはり平日の業務の調整が難しいので土日に面接できませんか?」とMさんからのご要望がありました。
私としては何とか面接の設定をしたいという思いがありましたので、弊社の担当を通じて土曜日の面接を企業に打診してもらったところ、1社はMさんの事情を理解して頂け対応してもらえることに。
もう1社はたまたま土曜日に会社説明会があるので、その際に面接まで行って頂ける、ということでSIerの2社は調整ができました。
残るコンサルティングファームの1社は土曜日の面接設定は結局NGでした。Mさんも自身の都合でもあるので面接辞退はやむを得ない、ということで、非常に残念ではありますが結果として面接辞退になりました。
企業からは「Javaやフレームワークの利用経験はないが、C言語で相当量のプログラミング経験があることからキャッチアップできると判断した」との評価
2社で書類選考が通過しましたが、どちらの企業も求めるスキルの一つとして、「Java」がありました。
MさんはC言語でのプログラミング経験は豊富にありますが、Javaの経験はほとんどありません。1社は技術(Java)に関する経験、知識をかなりつっこまれ、残念ながらスキル不足ということでお見送りに。
残る1社の方が技術力を求められるので、お見送りになる可能性が高いと懸念していましたが、結果は見事1次面接通過。企業からの評価としてはJavaやフレームワークの利用経験はないが、C言語で相当量のプログラミング経験があることから、未経験の言語であってもキャッチアップできる可能性と、キャッチアップしようとする姿勢が強く感じられたとのことでした。
時間がなくて十分な面接のアドバイスができなかったのですが、その中でも未経験領域に対して取り組む姿勢をアピールして下さいというアドバイスにMさんがしっかりと応えてくれてました。
最終面接でも1次面接と同様の評価をされてMさんは見事内定を獲得しました。Mさんも面接を受ける中で自身のスキルアップのみならず、面接官である現場の方たちと是非一緒に働きたいという思いが強くなり、内定は即受諾する形でMさんの転職活動は終了しました。
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<SIerエンジニアのキャリアに関する記事>
【保存版】エンジニア(SE)からコンサルタントに転職・活躍するまでのAtoZ
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2018/0227/se_cous.html
3次・4次請けSIer SEからITコンサルへの転職成功事例
https://www.axc.ne.jp/column-career-change-case/2010/0626/410.html
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今回の記事では、SIerにてPLやPMとして活躍後、Java未経験ではあるもののプログラミングへの理解度を評価され、見事に転職された方の事例をご紹介しました。
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