今回の記事では、中堅コンサルティングファームから大手コンサルティングファームへの転職された方の事例をご紹介します。
<プロフィール>
30代前半 男性:中堅コンサルティングファーム/部門長(年収800万円)⇒大手コンサルティングファーム/マネージャー(年収1000万円)
「まずはプロジェクトをやりきりたい」2年後に転職活動再開の約束
Bさんと初めてお会いしたのは2年前。当時の転職市場はというと、リーマン・ショックからいち早く立ち直った大手ファームを中心に、採用は活況を呈していました。
Bさんは、SEとして4年の経験を積んだ後、30名規模の中小規模ファームに転職し、会計、IT領域の専門性を積んできた方。
メキメキと力を蓄え、媒体にインタビュー記事で露出するなど、将来を期待されるまでに成長していましたが、コンサルタントを続ける上で、今後は、グローバルかつ大規模なプロジェクトを手がけて見たいと考えられ、そしてそれは、自社では携わる事は出来ないことに危機感を感じ、相談に来られました。
お会いしたBさんは自信に満ちており、自分の専門性は、大手ファームの同年代にも引けをとらない自負をお持ちでした。
が、一方で、現在プロジェクトリーダーとしてアサインされているプロジェクトは、社運をかけた案件。10名のメンバーも自身を信じてついて来てくれており、このプロジェクトだけはどうしてもやりきりたい、という事でした。プロジェクト期間は約2年。
「大手ファームを志しながらも、小規模ファームで過ごす2年間は大きな足踏みになるかもしれない。。それでも、やりきりたい。」
私とBさんは、2年後の活動に向けての再開と、その間の市場動向についての情報提供を約束しました。
2年後部門長へ昇格。覚悟を決め、あえて内定前に退職して転職活動に臨む
約束通り再開したBさんは、プロジェクトの成功もあり、2年の時を経て、自社の一部門を任されるまでに出世していました。
しかし、2年前と、思いは変わっておらず、自社で出世する度に、気持ちは強くなっていたようです。
「コンサルタントとして、井の中の蛙では終わりたくない」
部門長として肩書きが重くなりすぎたBさんは、転職活動に専念する為と、活動時間の捻出が現職やプロジェクトの迷惑にならないように、先に退職することを決意されます。(先に退職してしまうのはリスクがありますので、基本的にはオススメしない進め方ですが。。)
まさに背水の陣で臨んだBさんの転職活動。大手ファーム3社の書類選考に合格し、最終的には、その全ての企業から内定を勝ち取ったのでした。
大手ファーム3社より内定を獲得。「条件」や「安定性」ではなく「最も厳しく、成長できる環境」を選ぶ
Bさんが内定を勝ち取られた
・大手外資系コンサルティングファームD社
・大手外資系コンサルティングファームE社
・大手日系コンサルティングファームF社
3社とも、その名を轟かす、大手コンサルティングファーム。いずれの企業を選んでも、Bさんにとっては大きな飛躍となる一歩。
条件で選べば、E社。
長く働けるのは、F社。
でも、Bさんの選定基準は、コンサルタントとしての成長が望める一番厳しい環境、でした。
「あえて、困難な道を選びたいと思います。コンサルタントとして、井の中の蛙では終わりたくないですから。」
そして結局、D社を選ばれたのでした。
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<マネージャークラスの転職に関する記事>
「初めてのファームtoファーム転職」でシニコン・マネージャークラスが陥りやすい落とし穴とその対策
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/firstftofscm
上司から転職の誘い、年収200万円アップのオファーよりも優先した考えとは?【シニアマネージャーからの転職事例】
https://www.axc.ne.jp/column-career-change-case/2015/0217/545.html
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今回の記事では、中堅コンサルティングファームから大手コンサルティングファームへの転職された方の事例をご紹介しました。
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