今回の記事では、大阪のSIerで活躍される女性エンジニアのコンサル転職事例をご紹介します。
<プロフィール>
30代後半 女性:SIer/PM(年収700万円)⇒大手総合系コンサルティングファーム/シニアコンサルタント(年収900万円)
「人依存」の環境からの脱却を目指して転職を視野に入れる
Kさんは大阪在住で、主に生命保険関連のメインフレームシステム開発における上流工程での経験が豊富で、顧客折衝力と豊富な業務知識が強みの方でした。
私たちのオフィスが東京にしかないため、Kさんとはお電話での面談となりましたが、表情こそ見えないものの、相手を気遣いながら、
的確にご自身のキャリアや希望を話されるそのご様子に、この方は間違いなく優秀で、お客様からの信頼が厚い方だな、と感じました。
Kさんの転職理由としては、現職ではそれなりの仕事は任せてもらえているものの「人依存」で自分でなければ出来ないプロジェクトが多かったり、今の会社の力では、良いプロジェクトが受注できても、そのプロジェクトを回せる人が少なかったり、など、中長期的な観点で現職への問題や不安を感じており、社外のキャリアを考えているとのことでした。
東京の大手総合系ファームから内定を獲得。遠隔地への配慮から通常3回の面接が2回に。
そこで、営業力があり、そのプロジェクトをまわすだけの人員が揃った比較的大手のSI業務知識を活かせるコンサルティングファーム等をご提案させていただきました。
その中でもKさんに対して一番関心を示したのが東京に本拠地を構える大手の某総合系コンサルティングファーム。
はじめのうちは、「私なんかで大丈夫でしょうか?やっていけますか?」と、不安を感じられていたKさんでした。そのため、事前に電話でのフォローと面接で東京にお越しになるタイミングにあわせて、面接前にランチをして改めてKさんならではのお強みを整理して、その伝え方を共有。また、応募企業の情報も合わせて整理をして面接に臨んでいただきました。
結果は見事合格。本来は3回の面接があるはずでしたが、評価の高さとKさんが遠隔地にお住まいということへの配慮から、2回でオファーまで出してくださいました。
オファー前には、「SIer歴15年、コンサルにいけるのか」という不安も抱えるが、腹をくくり内定を承諾。
さて、意気揚々とオファーの旨を伝えるまでに、実は少しKさんとの間でやりとりがありました。
Kさんが内定を心待ちにしていた企業は、社内の手続き上、最終面接から正式な採用通知が出てくるまでに1週間程度かかります。その間に、「15年近くSI畑でやってきた自分が、コンサルにいけるのかな?」という不安がもくもくと膨らんでしまったようでした。
2日に1回はコンタクトしていたため、私もその不安は理解していましたし、Kさんの立場に立ったときのお気持ちも分かるような気がしました。
そこで私が伝えたのは
「出来るか出来ないかは、面接で企業がシビアに判断しています。合格が出た時点で、企業はKさんに対して≪出来る≫≪やってもらえる≫という判断をしているんです。だから、ご自身で考えすぎずにKさんがお会いて信頼できると感じた面接官の判断を信じましょう。
あなたが考えるべきは、出来るかどうかではなくて、そのキャリアを、≪選びたいかどうか≫≪やりたいかどうか≫ではないでしょうか?そのキャリアをご自身の意思で責任もって選べれば、出来るはずです。」
最終的には、自らの判断で腹を括って、Kさんは未経験でコンサルティングファームに飛び込まれました。そして現在、入社から3ヵ月が経過しておりますが、折に触れてご連絡をくださってはお元気で前向きな空気をメールの文章でありながら十分に感じさせてくださっています。
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<SIerからコンサルティングファームへの転職に関する記事>
SEとITコンサルが言う『上流工程』の違いと特色
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/se_cous/02.html
SEの転職先としてのコンサルティングファーム
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2018/0227/se_cous.html
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今回の記事では、大阪のSIerで活躍される女性エンジニアのコンサル転職事例をご紹介しました。
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