【プレゼン面接対策で】30代半ばから戦略・業務コンサルタントへ転職した事例

30代半ば 男性

ブティックファーム(年収500万円)⇒戦略系ファーム(700万円)

転職活動は短期集中で

Sさんは大手事業会社のグループ会社のソリューション特化型のコンサルティング会社に勤務する30代中盤の方で、ソリューションの幅を拡げ、より上流からのコンサルティングにチャレンジしたいという思いがありました。

少し時間を取りやすいという状況でしたので、1、2カ月ほど集中して短期間で一気に転職活動をしようと考えていました。

短期間ということで、とりあえず少しでも興味のある企業に多数応募して、最終的に内定が出た会社を比較して決定する、という流れで進めて行きました。

なかなか通らない書類選考、書類通過率は20%

Sさんはすでに何社か書類応募していましたが、どの企業も書類選考が通過しなかったようなので、まずは職務経歴書の修正をし、ソリューション特化型のコンサル、というイメージだけが前面に出ないように、プロジェクトマネジメント力や成果についてもアピールするように修正しました。

弊社からは、応募企業は大手コンサルティングファームを始め、中堅ファームやブティック系ファーム、またコンサル以外でも念のため、現職の経験が生かせそうな職種(事業会社)も応募していきました。

ファームについては、現職のクライアントは製造業が多かったので、ポジションとしては製造業向けのコンサルタント職を中心に応募。ただ、結果としては書類選考の通過率は思ったより低く、企業からのフィードバックとして懸念されたのは、30代中盤という年齢(キャッチアップが難しい)と、やはりソリューションが特化型なので経験を活かすことができない、という理由でお見送りに。

結局、10数社応募して、書類選考が通過したのは2社ほど。ただ、この2社は比較的志望度が高い企業だったので、そこは不幸中の幸いでした。

この2社のうち最低どちらか1つで内定がもらえるようしっかりと面接の準備をしていきました。

何を強調して伝えるかを意識した面接

Sさんは頭の回転が速く、コミュニケーション力もあるので面接において、コンサルとしてのベーシックな能力や、未経験領域へのキャッチアップ力というところがうまくアピールできれば何とかなるのでは、と考えていました。

経験領域というところでは、ソリューションよりかは、業界の知識やマネジメント力といったところを裏付け含めしっかりと伝えられるよう準備しました。

まず1社目の面接では、面接官が人事の方だったのですが、人物面や能力値といったところろで高評価を頂き、次選考に進めるかどうかというところで現場確認というステータスに。

その間、もう1社の面接を受け、こちらも高評価を頂きました。

実際企業からのフィードバックとしては、

「地頭が良い」
「やる気とガッツが非常に高い」
「粘り強さ、議論に食下がってついてくる点が良い」
「戦略思考もOK」
「交渉力・調整力もある」

といった内容でした。ご本人も上記のようなコメントを頂けたことで企業に対して良い印象を持ち、志望度も上がって行きました。

ただ、一方で現場確認というステータスになっていた企業から、しばらくしてお見送りの連絡が。理由としては、現場の人員調整によりSさんを採用することが難しくなってしまったとのこと。

転職活動においては応募するタイミング、というのも非常に重要ですが、今回はまさにその悪い方のパターンにはまってしまいました。

残念ではありますが、気を取り直し、残る1社に集中して引き続き準備を進めていきました。次の面接でも1次面接と同じような評価を頂け、いよいよ最終のプレゼン面接へ。

緊張したプレゼン面接

最終面接はプレゼン形式でした。事前に企業からお題を出されて、パワーポイントで当日発表する、という内容です。

これまでにその企業の面接に行った方が作成したプレゼン資料を参考に準備を進めました。何度か作成中の資料を見せて頂き、修正を繰り返し、面接前日に何とか完成しました。

普段はあまり緊張することがないというSさんですが、最終のプレゼン面接はさすがに緊張したとのこと。

というのもパートナークラスの方が5名ほど面接官として一緒に登場。しかも通常の面接ではなく、プレゼン形式なのでなおさらです。緊張の中、それぞれの面接官からプレゼン内容についていくつか質問をされ、少し言葉を詰まらせながらも何とかすべての質問に答えられたようで、その他大きな失敗もなく面接は終了。

あとは結果の連絡を待つこと数日・・・。先方から内定の連絡が入りました。

先方からのフィードバックそしては、1次面接の時と同じ人物面の評価に加え、Sさんの経験にマッチしそうなプロジェクトがちょうど始まる、というのも理由の一つでした。

他の企業ではタイミングが悪くお見送りとなってしまいましたが、今回は逆にタイミングに救われた面もあったようです。当然Sさんも内定の連絡に大喜びでした。

新たな会社、新たな領域での業務にチャレンジすることになりますが、Sさんの熱いマインドと、新しいものに積極的に挑戦する姿勢があれば、必ずご活躍できると信じております。

関連記事:【転職事例】戦略コンサルから【年収約4割減】で他業界へ。その決断の背景に迫る

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今回の記事では、30代半ば、戦略・業務コンサルタントを目指してプレゼン面接を突破した転職事例をお届けしました。

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