Aさん(20代後半)は誰もが知るような大手総合系ファームにご在籍でした。中長期的な視点では事業運営をしていきたい、ビジネス系に進みたい、というご希望でしたが、現職ではいわゆるITアドバイザリー案件中心。
よって、今回はIT系ではなく、よりビジネス側のコンサルティングを行える環境を目指して転職活動を開始。英語力も活かしてグローバルのブランド系ファームから内定を獲ていたものの、Aさんが選んだ企業は…?
ITコンサルからビジネスコンサルへの転身を目指して転職を開始
初めてAさんとお会いした時から、ピリッとした雰囲気を感じました。
ロジカルさ、説明能力、そしてお人柄。「ああ、この方は転職活動うまくいくな」長年この仕事をしていると、ファーストインプレッションで何となく感じるものです。
Aさんのご希望は、ITコンサルからビジネスコンサルへの転身。中長期的な視点で、自ら起業するかどうかはともかく、事業運営に携わっていきたい、というお考えでした。
20代の今のうちにビジネス系のコンサルを経験したい、という思いで、ITではないファームを中心に応募。いくつかのファームを並行して進めましたが、一進一退を繰り返しつつ、総じてうまく進められていました。
グローバルのブランドファームと、社員数10名以下のブティック系ベンチャーファームから内定を獲得
最終的にオファーが出たのは、誰もが知るグローバルのブランドファームα社と、社員数10名以下のブティック系ベンチャーファームβ社。
当然グローバルブランドファームの方がオファー年収も高く、私としても恐らくそちらを選ぶんだろうな、という印象でした。
α社はITの導入などをせず、中長期的な視点でのIT戦略案件や、いわゆるピュアな戦略案件を扱っており、Aさんの希望にもマッチしています。
β社も少人数ですので、Non-ITで、こちらはコンサルと事業運営を双方行うというユニークなスタイルの会社です。
ネームバリューよりも、事業運営に携わるチャンスを選ぶ
私
「Aさん、2社からのオファーおめでとうございます。どちらか選ばなければならないですね。方向性など、何となく決まっていたりしますか?やはりα社ですかね…?」
Aさん
「いえ、β社にしようと思っています。普通に考えたら多分、α社だとは思うのですが、私の志向はβ社に近い。将来的に事業運営に携わる、など考えると、α社は確かにネクストキャリアでそちらの道に進むことは考えられますし、そもそも自分の思い描いていたところです。しかしながら、β社はそこでコンサルを行いつつ、事業運営に携わるチャンスがあります。私自身、いきなり事業運営というとキャッチアップも大変ですが、コンサルをやりながら、ということであれば会社に迷惑をかけることもなく、バリューを発揮しながら自然に経験を積むことができると思っています。」
私
「β社ですか?いいんですか?α社、難易度も高いですし、ブランド力もあります。さらに年収も100万円ほど違ってきますが…」
Aさん
「問題ないです。β社は全員とお会いしてますし、自分としても成長できる環境だと思います」
Aさんの回答は明快でした。しっかりとした軸、信念が感じられました。会社選びにおいて、ネームバリューや規模ではなく、自分の信念を持って進む、というのはこういうことなんだな、と改めて感心してしまいました。
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