プロフィール
26歳 男性 (未婚)
総合系コンサルティング会社/ERPコンサルタント(年収650万円)→戦略系コンサルティングファーム(年収800万円)
入社受諾書にサインする直前でのご相談
Aさんとの出会いは通常と異なる出会いでした。約2年半前のある日のこと。「実は、X社で既に内定が出ているのですが、本当にここで決めてしまって良いのだろうか。その相談をしたいがためだけで、アクシスさんに来てしまいました。」そうです。Aさんは、既に転職活動を終えようとしていました。X社の入社受諾書にサインする直前で弊社にお越しくださいました。
AさんはX社で入社を決めることに大変不安を感じていたようです。話を聞いてみると、Aさんは大学卒業以来、総合系大手コンサルティング会社でERP導入コンサルタントとして活躍しておりました。3年ほど経験も積み上げたので、次のステージとして、より上流の戦略系のコンサルティング会社を目指して活動をしていたそうです。そんな中、お付き合いしているエージェントから、「X社の戦略コンサル部隊を受けてみませんか?」とのお誘いがあったそうです。
X社は約500名のITコンサルティング会社ですが、最近戦略コンサル部隊を立ち上げており、戦略系コンサルティングファーム出身者を何人も入社させて、まさにこれから部隊を成長させるという非常に楽しみなフェーズにあるとのこと。Aさんが面接に行ったところすぐに内定。
「X社で、どうしてそのまま決めないのですか?」「うーーん、X社の戦略部隊の実態が分からないんです。立ち上げ直後ですし、ネットにも情報・評判がでていない。面接も、戦略っぽいようなケーススタディもやらないので、本当に大丈夫かな、と不安になって。。。X社の戦略部隊の実態など知っていたら教えて頂けないでしょうか?」「わかりました。ちょっと知人友人に聞いて、分からないかもしれませんが、情報仕入れてみます」
実態を知り、再度転職活動を開始。ギリギリでひっくり返った人生
私もコンサルティングファームに数多く知人友人がおりますので、あらゆるネットワークを駆使して、X社の戦略部隊の実態を聞いてみました。すると確かに戦略系ファームの出身者は在籍しているものの3名ほど。それ以外は新卒や、元SEなどを異動させた状況で、組織というよりも、クライアントは人依存で引っ張ってきていると。そしてピュアな戦略案件というよりも業務改革系案件が多いということがわかりました。
それをそのままAさんに伝えました。別によい話でも悪い話でもありません。そのままが実態だと思います、あとはAさんに判断してもらいましょう。
「それであれば、今の会社を辞めて転職する意味はないですよね。もう少し戦略系ファームへの転職活動を続けて頑張ってみます」その後、私共もAさんの利用しているエージェントの一社に加えていただき、人事系戦略ファームへの内定に成功。ケース対策、過去の面接情報など惜しみなくお伝えして、それをAさんもうまく効果的に活かしてくれました。
「いやー、あの時X社の情報を伝えてくれなかったら、そのまま何も知らずに入社していました。そこそこ仕事はしていたでしょうが、今の会社との違いの無さにがっかりしていたと思います。ありがとうございました。」その後、2年経った今、Aさんは人事系戦略ファームの中で成長している若手一番手との話を人事から聞きました。こうしてギリギリのところで人生がひっくりかえるケースもよくあるのです。
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今回は既に内定は出ている方のキャリア事例についてご紹介しました。
既に内定を獲得したものの、入社の決断がつかない、客観的な視点で入社することのメリット・デメリットを知りたい、といった方はぜひ一度アクシスコンサルティングにご相談ください。
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各ファームのパートナー、事業会社のCxOに定期的にご来社いただき、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっています。中長期でのキャリアを含め、ぜひご相談ください。