人事コンサルから外資系IT企業へのポストコンサル転職事例

プロフィール

38歳 女性:コンサルティングファーム 人事コンサル部門/シニアマネージャー(年収1,400万円)→外資系最大手IT企業 人事企画(年収1,300万円)

「人事コンサルの経験を活かして事業会社の人事企画に転身したい」

Aさんは最大手外資系コンサルティングファームのシニアマネージャー。人事領域のコンサルティングを専門にしておりました。Aさんと初めてお会いしたのは5年前。まだ当時はマネージャーでした。

初めてお会いした当初から、Aさんは明確にキャリアビジョンを持っておりました。

「同業であるコンサルティングファームであれば、転職する意味はない。人事コンサルの経験を活かして事業会社の人事企画に転身したい。年収も落としたくないですね!」

正直、かなりの難題ではありました。そもそも、事業会社の人事部の求人は、7割方は採用担当。残りは給与担当、研修担当、人事企画などが1割程度となっており、人事企画の求人は見ること自体少ないのです。

強いこだわり

5年間の間、我々はAさんに様々な求人を提案してきました。

人事企画が数が少ないので、同じ人事部の採用から入って横異動してはどうか?という提案。しかし、最初から人事企画で入らないと、将来的に人事企画に行けない可能性があるとのことでお断りされました。

また人事企画のぴったりなポジションもあったのですが、得意の英語力を活かせない、ドメスティックな環境とのことで見送られました。

どんなに時間をかけてでも、自分の納得する求人が出るまでは、自分からは動かない。そのような強い信念を感じる方ではありました。

いよいよ出会った求人、外資系最大手IT企業で「日本国内の人事企画ポジション」が発生

そして、5年目のある日。某外資系最大手IT企業で、日本国内の人事企画のポジションが発生しました。本国の人事との方針の折衝、国内の経営層、事業部門との折衝など、英語力、コンサルティング力など十分に活かせる内容。また年収も現状維持に近いものが出せるとのこと。

Aさんは飛びつきました。企業側もAさんの強い情熱を感じ、すぐに内定をだし、5年がかりの新たな職探しは終わりました。

「苦労の連続ですが、私の力でよい会社にしていきたい」

入社後、Aさんとお会いする機会がございました。

「事業会社には事業会社の大変さがありますね。事業部門は動かないし、本国も無理をいうし。でも、自分がやりたかった道を歩めているので充実した日々です。苦労の連続ですが、私の力でよい会社にしていきたいです」

との力強いお言葉をいただきました。是非Aさんにはこだわった転職なので、必ず成功してほしい。 そう思っています。

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今回の記事では、人事コンサルから外資系IT企業へのポストコンサル転職事例についてご紹介しました。

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