我々はコンサルティング業界の転職サポートをしておりますが、この業界の中にいても、外から見ても分かりづらいものがあります。
それは……各会社のタイトル名です!
いきなりですが、質問です。
コンサルティングファームにおける【パートナー】と【プリンシパル】と【ディレクター】。
どれが一番偉いでしょうか?
紛らわしいコンサルの役職について、今後のキャリアで混同させたくない方は、ぜひ解説をご覧ください。
コンサルタントのランク紹介:パートナー・プリンシパル・ディレクターの違い
コンサルティングファームのトップに位置する役職が、パートナーです。
共同経営者として企業の経営に携わる役員でもあり、コンサルタントとして長くキャリアを重ねる場合、多くの人が目指していくことになります。
紛らわしいかもしれませんが、プリンシパルとディレクターは、単純にファームごとの呼び方が異なるだけで、厳密に違いはありません。
パートナーと同等の共同経営者であり、ファームによってプリンシパルかディレクターと呼ばれます。中にはヴァイスプレジデントと呼ぶファームも存在するため、コンサル未経験の方は、パートナー以外はすべて同じ役職であることを把握しておくと、入社後に混乱せずに済むでしょう。
パートナーとプリンシパル・ディレクターの序列
パートナーとプリンシパル・ディレクターは同水準の役職ですが、ファームごとに序列が異なるケースもあります。
A社:パートナー>ディレクター
B社:パートナー>プリンシパル
C社:プリンシパル>ディレクター
D社:ディレクター>プリンシパル
パートナーは、一番偉いポジションに見えますが、プリンシパルとディレクターの位置づけは分かりにくいですね。
基本的にパートナーがトップ、それに続く共同経営者がプリンシパルかディレクターと呼ばれることが一般的と考えておくと良さそうです。
なおパートナー・プリンシパル・ディレクターがすべて同じ役職というケースもあり、ファームごとに違いを確認する必要があるでしょう。
【参考】アナリスト・コンサルタント・シニアコンサルタントの違い
参考までに、下のランクのタイトルについても解説します。
シニアコンサルタント>コンサルタント>アナリスト
あたりは一般的。アナリストは分析者ですからまずは、リサーチからだろ!という感じ。
しかし、【アソシエイト】はいろいろな解釈があります。
辞書で調べると、仲間とかお友達とか。
このお友達ことアソシエイトは、
■コンサルタント>アソシエイト(お友達)
■アソシエイト(お友達)>シニアコンサルタント>コンサルタント
■アソシエイト(お友達)>マネージャー
など変幻自在!なんだか、凄いお友達だぞ!
下のランクでアソシエイト(お友達)の場合は、なんか小学生的な意味のお友達なのでしょうが、
上のランクのアソシエイト(お友達)は、高級なバーで大人たちが語り合うようなお友達、
という解釈なのでしょうね。
もう、コンサルティング業界のタイトルを語るだけで、ご飯3杯はいけそうです(笑)。
【参考】アソシエイトとコンサルタントの年収差と違い
また、コンサルタントとアソシエイトのパターンの年収差についてよくご質問をいただきます。
ファームにもよりますが、ある外資系戦略ファームの場合、アソシエイトが600~700万、その上のコンサルタントとなると一気に1200万を超えてきます。
アソシエイトの年齢は新卒の22歳から30歳まで、コンサルタントは26歳から30歳までというイメージでしょうか。
また、総合系ファームでストアソシエイトという名前ではなく、新卒はアナリストというクラスから始まります。その場合、アナリストは600万までの年収になるファームが多いです。
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今回はコンサルタントのランクについてご紹介しました。さらに詳しい情報を知りたい方はぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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