「年収と生活水準を上げて、もっと贅沢に暮らしたい」
「年収1,000万円以上を達成したら、生活はどれくらい楽になる?」
上記のようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
自分の年収に見合った生活を送りたい気持ちはよく分かります。
ただ年収アップに合わせて、生活水準も上げることは大きな危険をはらんでいるのです。
今回は、年収(給与)と生活水準をテーマにお話しします。
年収(給与)と生活水準のバランスには年収1,000万円超でも気を付ける
転職希望者とのキャリア面談では「給与水準を上げたい」という方とよくお会いします。
給与を上げること自体は良い目標であり、お力になれればキャリアコンサルタント冥利につきます。
ファームや金融業界で高いパフォーマンスを出している方は、同年代と比較しても高い報酬を得ているものです。
例えば総合系のコンサルティングファームに新卒入社した場合、順調にプロモーション(昇格)すると、
・30歳前に1,000万円
・35歳前に1,500万円
という報酬を得られる可能性があります。
戦略系コンサルティングファームや外資金融等では、さらに高額の報酬になります。
ただし、年収1,000万円を突破したとしても、給与と生活水準のバランスには気を付けた方が賢明です。
コンサルティングファームにいらっしゃる方とお会いする度に、そのことを痛感しています。
年収(給与)と生活水準のバランスの無視で破綻する可能性あり
コンサルティングファームに定年までいる人は、ほぼゼロです。
いずれかのタイミングで転職する必要があります。
転職先はさまざまです。
・事業会社
・他のファーム
・独立
・起業……etc.
特に事業会社への転職を希望される場合は、年収ダウンが想定されます。
事業会社で採用したい人は当然、ファームでも活躍されている方です。
年収レンジがなかなか合いません。
「ファームで経験を積んだ結果、やりたい仕事が見つかった。ただ年収を下げるのは厳しい」
というジレンマが生まれてしまいます。
高いパフォーマンスを出して給与をドンドン上げていくこと自体は、すばらしいことです。
ただ上がった年収と同じスピードで生活水準も上げてしまうと、後悔することになります。
いざ「年収が低くてもやりたい仕事」が見つかったとき、生活を維持できなくなってしまうためです。
年収(給与)に合わせて生活水準を上げてはいけない
私がファームへの転職をサポートさせていただいた方に、必ずお伝えしていることがあります。
「昇進して年収が上がっても1,000万円以内で生活できるようにしておいてくださいね。」
皆さん、その時は笑って「大丈夫ですよ」とお話されます。
ただ、何年か後に再び転職のご相談にいらっしゃった際には、
「すみません……」と切り出される方が多いですね。
昇給と同じスピードで生活水準を上げないこと。
コンサルティングファームへ転職する時にはぜひ気を付けていただきたいです。
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>年収アップ/コンサルタントへのキャリアに関する記事
コンサルの転職で年収アップも月給がダウンするリスクと対処法
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/monthlysalaryrisks
【保存版】「シニアコンサルタント」からマネージャーに昇進・活躍するまでのAtoZ
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/sctomatoz
「コンサルは論理で客を打ち負かす商売じゃない」外資系ファームのシニマネが語る”マネージャー昇格への壁”
https://www.axc.ne.jp/column/2015/0410/16855.html
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今回は、年収(給与)に合わせて生活水準を上げないことの大切さについてお伝えしました。
キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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平均サポート期間は3年です。
各ファームのパートナー、事業会社のCxOに定期的にご来社いただき、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっています。中長期でのキャリアを含め、ぜひご相談ください。