コンサルタントで「35歳」と言えば、順調に行けばマネージャーからシニアマネージャークラスでしょうか。
一方でタイトルもシニアコンサルタントのまま、次の転職先も見つかりづらいという方も少なからずいらっしゃいます。
今回は、順調なクラスアップや転職活動を続けるために必要なスキルと思考をご紹介します。
【目次】
その企業と関連する業界の知見も持っているか
現状、実業務では特定の業界知見だけではなく、企業を囲む業界の知見が求められています。
例えば今なら、自動車業界なら「今関連するモビリティやIoTの知見があるかどうか」、金融なら「キャッシュレス、モバイル案件に関わった経験」などがそれに当たるでしょうか。
企業そのものよりも、「企業を囲む業界や今後のトレンド的に求められているソリューション・プロダクトの知見」が重視される傾向にあります。
例えば金融機関なら銀行の知見はもちろん歓迎されますが、『あれば尚可』程度の企業も多く存在します。
トレンドの最大瞬間風速に惑わされない
専門性はもちろん大切ですが、特定のスキルしか持っていない人は長期視点では活躍しにくい環境にあります。フィールドを自在に横断し、長きにわたって活躍するためには
「自分が持っている知見は広いのか?」に加えて、
「その知見やトレンドの賞味期限は長いのか?」
という分析が必須と言えるでしょう。
例えば、現在のトレンドで最大風速では強く求められるスキルでも、トレンドが過ぎれば転職先の事業会社で全く求められない、ということも起こり得ます。
今後習得しようとする新しい分野のスキルや情報に対するインプットに関しても、かける時間と力がその後の汎用性に見合うかどうかの精査が同時に求められているようです。
他の領域に応用可能な状態にしておくことが大切
セクターによって、明確に転職先が見つけやすい・見つけにくいという差はままあります。ただ、どの業務でも自主的に上流で関わることで、類似した事例で使用できる可能性が飛躍的に上がるようです。特定のトレンドの知見やスキルでも、他の領域に応用可能な状態にしておくことが大切だと言えるでしょう。
将来的に事業会社へのエグジットを考えている方は、今いる/入社しようとするファームがどのように案件へ関わっているかを事前に調査することをおすすめします。
まとめ
順調な昇進やポジションの獲得には、「これまで培ってきた知識や技術が現在のトレンドに通用するのか」、また「業界トレンドを取り巻く副次的な流れも網羅的に理解しているのか」についての日々の分析がポイントと言えるようです。
事業会社への転職を視野に入れる場合においても、現在の職務や経験が転職先の業界で評価されるか否かをプロジェクト選びの指針とすると、希望のキャリアパスに繋がりやすくなるでしょう。
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今回は順調なクラスアップや転職活動を続けるために必要なスキルと思考をご紹介しました。
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