常日頃からの問題意識でSEからNon-ITコンサルへの転身に成功した事例【実話】

「志望動機は明確か？」まずは客観的な視点からチェックする機会を

Aさんは元々エンジニアですが、今後のキャリアとしては、Non-ITのコンサルを考えていました。まずはITコンサルでない経営、ビジネスコンサル系のコンサルで活動してみて決まらなそうであれば、ITコンサルに軸を移すという形で進めていきました。

エンジニアからのキャリアチェンジとなると、なぜ経営コンサルになりたいか？という考えが明確になっていないとまず選考は通りません。応募に際して志望動機書を書いていただきましたが、Aさんの場合、今までの経験を踏まえて、なぜコンサルになりたいか？ということが明確になっており、一貫性がありました。

また企業側からしてみれば、もちろん志望理由が知りたい、という意図もありますが、文章を作成する力や、コンサルタントに求められる論理性の確認をしたいというところもポイントになります。そういう意味でAさんは、志望動機だけでなく、文章作成力や、論理性においても優れていたと思います。

未経験からコンサルを志望される方は、志望動機書が不要であったとしても志望動機書を作成し、周りの方に読んでもらうと良いかと思います。結局Aさんは外資系のコンサルティングファームを2社応募して、どちらもあっさりと書類通過となりました。

「日頃から問題意識を持つこと」がコンサルの採用では活かせる

Aさんは2社の面接に行った後、どちらの企業からも良い評価を頂きました。ポイントとしては面接前にしっかりとその企業について研究をし、しっかりと対策を打ってから望んだことがあげられます。

また、Aさんはそれ以外にも常日頃から問題意識を持っていて、「あるアパレルの店舗について観察し、問題点やなぜそうなっているのか？」といった疑問に対して、自分ならこうするといったシミュレーションをしているような方でした。基本的に考えるのが好きで、情報収集を積極的に行っている、というスタンスがまさにコンサルタントに合っていると思いました。

いわゆる一般的な面接ではなく、ケース面接のような場合、直前で対策をすれば大丈夫、ということはなく、日頃からの意識が重要になってくるからです。

2社から内定を獲得、独自情報を持つエージェントと密に情報共有し、意思決定を行う

Aさんは弊社から2社に応募しました。2社の応募タイミングは少し離れていましたが、最初はどちらも甲乙付け難いということでしたので、極力足並みを揃えて進めていく必要がありました。スケジュールの調整は私が行いますが、選考が進んでいく度に、各社に対する思いも若干変化してきますので、こまめに状況を共有させて頂き、選考スケジュールを考えていきました。

結果的に両社共に同じタイミングで内定が出て、どちらに行くか比較検討できる状況になりました。Aさんはどちらに行くか非常に悩まれていましたので、各社の良い点、懸念点など率直な意見を言って頂き、私とAさん以外に弊社の営業の者も巻き込んで整理していきました。

電話だけでなく、何度もオフィスにご足労頂いたことで、お互いの認識のずれもなくなり、我々から内定が出ていた企業へのフィードバックもスムーズに行うことができました。

最終的にAさんはよりチャレンジングな環境を求められ、よりブランド力のある大手の企業に入社することを決断されました。そのようなAさんの判断は間違っていないと確信しております。入社後も新しい環境にてご自身の力を十分に発揮してお仕事に邁進されることと思います。

担当コンサルタントから一言

今回Aさんのサポートをさせて頂き、自分よりずいぶん若いのにしっかりとした考えをお持ちだなぁ、と感じました。そのような方とお会いできるというのは、自分にとっても刺激になりますし、私もさらに頑張らなくては！という気持ちになります。Ａさんの今後のご活躍を心からお祈りしております。

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今回のコラムでは、SEからNon-ITコンサルへの転身に成功した事例についてご紹介しました。

キャリアでお悩みの方や、企業の独自情報をご希望の方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。