著者の斎藤広達氏はボストン・コンサルティング・グループやローランドベルガーなどで活躍
今週少し遅い夏休みを頂きました。移動の新幹線の中で何冊か本を読みましたが、その中で印象に残った本を紹介させていただきます。
■サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書) 斎藤 広達 (著)
1、時間は「今」と「未来」しかない
2、サンクコスト時間術は、S-TiBA発想で
3、S-TiBAをマスターして、時間を最大限に活用する
4、サンクコスト発想で成功した企業たち
5、サンクコスト時間術 ティップス(小枝)編
6、サンクコストとの出会い
著者の斎藤広達氏はエッソ石油を経てシカゴ大学経営大学院修士(MBA)取得。
ボストン・コンサルティング・グループやローランドベルガーなどで活躍後、現在はゴマ・コミュニケーションズ(株)の代表取締役として企業経営に携わる傍ら執筆活動を行っていらっしゃいます。
サンクコストとは「もはやどうにもならないもの。よって、考える上で除外すべきもの」という意味
サンクコストとは管理会計や意思決定論で使われる考え方で「もはやどうにもならないもの。よって、考える上で除外すべきもの」という意味だそうです。
例えば時間通りに来ないバスを待っている際に「ここで諦めたら、今まで待った時間が無駄になってしまう」などと考えてしまう事があるかもしれません。
重要なのは「現在」の状況を瞬時に判断し、残り時間を意識して最善の答えを導き出すという事
ここで重要なのは「今まで」待っていた時間よりも「現在」の状況を瞬時に判断し、残り時間を意識して最善の答えを導き出すという事。
S-TiBAというフレームを使用する事により最善の答えを導き出す事が可能だそうです。
※S-TiBA
S・・・Situation/状況判断
Ti・・・Time Left/残り時間
B・・・Best Answer/最善の答え
A・・・Action/アクション
サッカーの試合やコンサルタントのPJに例えられ分かりやすい内容です。
個人的にヒットしたのは「正解」ではなく現在の状況からみた「最善の答え」がポイントであるという点。
本からは、コンサルタントのやりがいやプレッシャーなども垣間見れる
コンサルタントのやりがいやプレッシャーなどもチラホラ垣間見れますので、特に戦略コンサルタントを目指される方は読まれてみてはいかがでしょうか。
私自身、時間の使い方が課題なので休み明けから実践してみようと思います。
過去に使った時間に執着するよりも今の現状を把握・分析して最善の答えを見つける。簡単そうですが・・・・。
斎藤氏は30歳過ぎでBCGへ入社されたそうです。著者の斎藤氏いわく「BCG時代は決して優秀なコンサルタントではなかった」そうですが、「BCGには一生足を向けて寝られない」ほどお世話になったそうです。
ボストンコンサルティンググループ、ローランドベルガーはじめコンサルティングファームへの転職をお考えの方はぜひお気軽にご相談下さい。
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今回の記事では、サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書) 斎藤 広達著についてご紹介いたしました。
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