土曜日、日本キャリア開発協会のWelcomeTrainingに参加してきました。
同協会認定CDA(Career Development Adviser)を取得し、入会したばかりの新会員と既存会員との交流の場であり、スキル向上の場で、クライエントに対するカウンセリングのロールプレイを行う場です。
CDAに求められる能力は12に分けられているのですが、最も重要なのはとにかく「傾聴」すること。クライエントの発言一つ一つにトコトン耳を傾け、その心の叫びをしっかりと掴み取ることです。
これが簡単なようでなかなか難しいのです。
私の場合は、どこにクライエントの本心が隠れているのか、敢えて最初は幅広く聞いていきながら、相手の反応の中から「ここだ」と感じるポイントについて深掘りしていく、そんなスタイルを持っているのですが、その深掘りがいつも中途半端。
「ここの話題について、聞いてはくれたけど、もっと深く聞いてくれても良かった。この点話したかった」なんていうフィードバックをもらうことも多く、自分の最も大きな課題です。
こちらが質問を投げかけると、それに対してご人材が回答をしてくれますが、その回答が本心かどうかは何とも言えず、その裏側に潜むもっと大きく、深い事柄をしっかりつかまなければ傾聴できたとは言えないわけです。
どうしても、最初の回答、あるいはその先の回答を受けたことで、信じてしまい、その先に進もうとしてしまうんですよね…。
基本的にコンサルタントとカウンセラーに求められる役割や能力は異なると考えています。
コンサルタントはある程度の道しるべとして、マーケットや企業の目から見たご人材の市場性などを客観的に判断し、現実解としてありうる方向性に導く必要がありますが、カウンセラーはある方向に導くのではなく、自問自答を促すことで自ら答えを見つけてもらう、そのように気づかせる、というのが中心的役割です。
普段はコンサルタントとしての顔で面談に臨んでいます。が、カウンセラーの顔で接しなければいけないご人材もおられるわけですし(明確な転職意志があるわけではなく、キャリアの相談をしたいケースなど)、「傾聴」スキルなんかはどちらにしても持っているべきスキルです。
コンサルタントとして、カウンセラーとして、ご人材の状況に応じてスキルを使い分けつつ、より高いレベルで最適なサービスができるようにしなければなりませんね。
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