昨今の景気後退の余波は、私の担当しているIT業界にも徐々に影響を及ぼしてきています。
今回は先行きの不透明な時代において、企業が転職希望者に求めているポイントを解説します。
そのうえで、転職をきっかけに目指す人物像・将来像・キャリア像について考えていただければ幸いです。
IT業界の現状
求人の縮小・クローズなどを打ち出す企業が少しずつ増えてきています。
しかしIT業界の転職マーケットに関しては、他業界に比べると比較的その影響は少ないため、過度に心配する必要はありません。
コスト削減に必要なIT投資、国の法律・仕組みの改正によるシステム開発・更改は、必ず今後も引き続き行われていくからです。
とは言いつつも、各社中途採用に対しての採用基準が少しずつ変わってきているのも否定できません。
そのためご自身の強み、例えば、
・マネジメント力
・技術スキル
・業務知識など
上記だけをアピールをしても、面接に合格しなくなってきているのが現状です。
現時点でのスキルだけではなく、将来へのビジョンを明確にする必要が出てきています。
企業が転職希望者を選ぶポイント
同じスキルの転職希望者が面接を受けた場合、企業が持っている視点は以下です。
「如何に当社に強い意気込みを持っている方か」
それは、
「その方に当社で長く働いて欲しい」「長期的にキャリア形成をしていって欲しい」
という思いからです。
企業は以下のことを考えながら転職希望者を選別していきます。
選別をするときに最も重視しているポイントは、転職希望者が将来像を明確に持っていて、そのうえで企業を選んでいるかどうかという点です。
・何故当社を志望するのか?
・当社で何に貢献できるのか?
・当社で具体的に何をしたいのか?
・将来像を具体的に描いているか?
それぞれの企業には特徴があり、入社後の業務内容、キャリアパスも様々です。
転職希望者は明確な将来像を持ったうえで、目標の実現に向けた活動ができる企業を選ぶようにしましょう。
やみくもに面接を受けているだけの人のことは、企業側も早々に切り捨てます。
今後どういったキャリアを形成したいのかまだ決まっていない方はもちろん、将来像が明確な方も、これからご転職をお考えなのであれば、転職エージェントに相談してみてください。
ご自分でも気づけなかった視点から、将来像について客観的なアドバイスを得ることができます。
将来像を明確にして、本当に理想の企業に入りたいという方は、ぜひ転職エージェントをはじめとしたプロの第三者へご相談ください。
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