こんにちは。
いつの間にか蒸し暑くなってきました。
夏の気配を感じる今日この頃です。
早速本題ですが、今回は『説明力』のパート2です。
前回は下記のステップのお話しをしました。
① 説明の目的をはっきりさせる
② 相手の理解レベルを知る
③ 最初に前提を話す
④ 本題は、結論から話し、その後、論理的な説明をつける
⑤ 解釈と事実は分けて話す
今回は、SEの現場をイメージして具体的な例で考えていきましょう!
シーンは、お客様との仕様検討ミーティングの2回目で、
主役は3年目の「SE:Q」さん。
1回目の仕様検討で「社内SE:Aさん」と処理内容の概要を打ち合わせました。
今回の2回目の仕様検討で「社内SE:Aさん」「現場責任者:Bさん」と
画面設計をすることになりました。
■ミーティングが始まりました。
[社内SE]Aさん 『早速ですが、Qさん!
前回の打ち合わせからQさんが考えた画面イメージの
たたき台の説明をしてもらえますか?』
[SE]Qさん 『はい。印刷ボタンですが。。。』
[現場責任者]Bさん 『???。な、何の話ですか???』
これは、極端な例ですが、もちろん悪い例です。
こんな人は居ないと思いますが、いきなり説明を始めても
今回、始めてミーティングに参加する[現場責任者]Bさんは、
何の話なのか解りません。
場合によっては怒ってしまうかもしれません。
それでは、どうすれば良いのか?
上記のステップで考えていきましょう!!
『① 説明の目的をはっきりさせる』のステップへ当てはめて考えましょう!!
まずは説明の目的を考えましょう!
今回の説明の目的は、下記が考えられると思います。
・現場責任者に処理の目的と画面のコンセプトを理解してもらい
画面イメージを共有してもらう事
・前回の内容を正しく理解して、設計しているのかを確認してもらう事
・イメージを共有することで後工程のリスクを小さくする効果
などです。
他にも考えられますが、今回は、この3つにしたいと思います。
説明の目的が決まったら、出来るだけ事前に相手に伝えましょう。
それでは、前のシーンに戻って、当てはめていきましょう!!
■ミーティングが始まりました。
[社内SE]Aさん 『早速ですが、Qさん!
前回の打ち合わせからQさんが考えた画面イメージの
たたき台の説明をしてもらえますか?』
[SE]Qさん 『わかりました。今回は前回にお打合せをした処理内容と
画面イメージについて説明しますので、そのイメージが
ずれていないかを確認していただく事が目的です。
また説明を聞いていただく中で、私の理解が間違っている部分や
気になる点がございましたら、ご指摘ください。
私の説明で解り難いところがあれば、その都度、ご質問下さい。』
[現場責任者]Bさん 『わかりました。』
この『くだり』を入れる事で、「話して」と「聞き手」が説明の目的を共有できるので
「聞き手」は積極的に聞くことが出来るようになり、説明後の理解度が格段に
変わってきます。
長くなってきましたので、今回はこの辺までにします。
次回は、②以降の説明をします。
それでは!!
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