こんにちは。
今回は、『説明力』の3回目。下記の②の説明をいたします。
■ 説明力を上げるステップ
① 説明の目的をはっきりさせる
② 相手の理解レベルを知る
③ 最初に前提を話す
④ 本題は、結論から話し、その後、論理的な説明をつける
⑤ 解釈と事実は分けて話す
前回は、説明の目的をはっきりさせました。
<前回までの流れ>
■ミーティングが始まりました。
[社内SE]Aさん 『早速ですが、Qさん!
前回の打ち合わせからQさんが考えた画面イメージの
たたき台の説明をしてもらえますか?』
[SE]Qさん 『わかりました。今回は前回にお打合せをした処理内容と
画面イメージについて説明しますので、そのイメージが
ずれていないかを確認していただく事が目的です。
また説明を聞いていただく中で、私の理解が間違っている部分や
気になる点がございましたら、ご指摘ください。
私の説明で解り難いところがあれば、その都度、ご質問下さい。』
[現場責任者]Bさん 『わかりました。』
次に大切なのは相手の理解レベルを知ることです。
相手に合わせずに説明を始めると、場合によっては相手は全く理解できずに
もう一度同じ話しをしないといけなくなります。
それでは『プロ』っぽくないですし、時間の無駄ですよね。
そこで上記のくだりにの後に、下記の様に繋ぐと良いでしょう。
[SE]Qさん 『前回、Aさんと○○の機能について打合せをしました。
Bさんは○○をお使いという事で宜しいですか?』
[現場責任者]Bさん 『○○は使っていませんが、機能は知っていますよ。』
[SE]Qさん 『ありがとうございます。機能の説明は割愛させていただきます。
○○機能の簡易レポートを出力したいという話しがあり、
それについても前回Aさんと打ち合わせをしました。
簡易レポートの内容については、話は通じていますか?』
[現場責任者]Bさん 『私から簡易レポートの依頼をしましたので存在は理解していますが
どんな内容なのかはわかりませんので、
そこも説明してもらえるとたすかります。』
[SE]Qさん 『わかりました。簡易レポートの内容についてもご説明いたします。』
相手の理解レベルと知ることで、無駄な説明や重複を省くことが出来ます。
説明の最初に必ず『相手を知る癖』をつけてくださいね。
次回は、③前提を話すについてお話しします。
【関連記事】
「「受託型・SIerエンジニア」からの転職キャリアパス」https://www.axc.ne.jp/column/media/change-jobs-knowhow/sic
=================
今回の記事では、SEに必要な基本スキル その2『説明力3』をお届けしました。
キャリアでお悩みの方はぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
アクシスの求人のうち、
約77%は非公開。
平均サポート期間は3年です。
各ファームのパートナー、事業会社のCxOに定期的にご来社いただき、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっています。中長期でのキャリアを含め、ぜひご相談ください。