今回は夏期休暇を含め、NTTデータの年次有給休暇、ライフプラン休暇、廃休など休暇制度についてお話しします。
【目次】
以下がNTTデータで制度として認められている主な休暇です。
NTTの年次有給休暇:毎年10月に年間20日分を発効
NTTでは毎年10月に、年間20日分の年次有給休暇をもらえます。入社時点では7日の発効となり、10月に残り13日分をもらえる仕組みです。前年分までは保持できますので、最大40日分まで貯めることが可能です。
取得単位は2H休(2時間)、AM半休、PM半休、1日休。
2H休というのが便利で、私も家庭の用事がある日には数時間の休みを、ありがたく使わせていただきました。
(裁量労働が適用されている部署は1日休のみです)
夏期休暇
夏期特別休暇と特別連続休暇の2種類に分けられ、7月~9月の好きな時に取得することができます。
私の在職中は夏期休暇が3日で、連続休暇が2日間でした。要するにトータル5日間。
特別連続休暇は連続で取得し、かつ他の休暇や土日祝日と絡め3連休か4連休以上にして取得しなければならないというルールがあります。
夏期休暇は適当に。但し2H休や半休という使い方はできません。
ライフプラン休暇
年次有給休暇を1年あたり3日分、積み立てることが可能な休暇です。加えて、5年目、10年目の節目節目で5日ほど加算され、こちらも最大40日まで貯めることが可能です。
年休と合わせると最大80日間遊んで暮らせるわけですね。(事の善し悪しはともかく)
その他の制度
青年海外協力隊やその他ボランティア活動に参加する際に、特認休暇というものがありました。
また産前産後の休暇や育児休暇なども比較的充実しています。
男性の育児休暇取得も徐々に増えつつあります。
慶弔休暇は、結婚すると5日間、身内の不幸は血縁関係の近さによって休日数が決まるのでご注意ください。
取得状況の実態
取得状況の実態ですが、取得率は間違いなく高かった印象です。
前年の年休までは貯められますが、前々年の年休は貯められません。
つまり必然的に年休保有日数40日は超えられないわけです。
超えた分は廃休となりますが、これをすると管理者が会社や労組から怒られます。
上記の事情もあり、9月末の段階で必ず年休残日数23日以内(※3日はライフプランに積み立てられるため)にするよう、常日頃から言われ続けるわけです。
加えて、特に開発部隊などは大きなプロジェクトが終わった後の節目に「プロジェクト終了休暇」を取るよう言われます。
単に「年休を使え」ということなのですが、正々堂々と2週間ほどのまとまった休みを取れる雰囲気づくりがされています。
休みを取りやすくする工夫については、管理職に対しても会社側が色々と試行錯誤しているところです。
主な目的は以下です。
- 管理職が休むことにより、部下が休みを取得しやすい雰囲気をつくること
- 業務の「見える化」を推進すること
個人に業務負荷がかかりすぎないよう、「誰がどれほどの業務をどんな状態で抱えているか」常に見えるようにする。
そうすれば管理職が休みを取っても業務に穴は空きませんよね、という理屈です。
9月には「休みの申請」はされているけれど、何故か会社にいるような「空年休な人」もまだまだいるとは思います。
とはいえ、業界的には休みの取得については相当恵まれた状況であるのは間違いありません。
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今回の記事では、NTTデータの休暇制度と実態についてお伝えしました。
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