今週、ある大手コンサルティングファームのシニアマネージャーであるSさんから、大変良いお話をお聞きしました。
ある田舎のクライアントとのエピソード
製造業を担当している地方のクライアントを、Sさんが訪問したときのこと。
田舎にある社屋に行くまでには、駅から徒歩30分ほどかかるといいます。
以前の訪問時、工場敷地内をバスで移動していたところ、自転車に乗り猛烈なスピードで走り去るおじさんを見かけたそうです。
その時に同乗していたクライアントの社員が、
「あっ!常務!お疲れ様です!!」
なんと、クライアントの常務が移動手段として自転車を猛スピードで漕いでいたのでした。
その社員が続けて、
「あー、きっと常務は急いで駅に向かっているんでしょうねー?」
Sさんは本当にビックリしたそうです。
この会社の文化とかルールとか、コスト意識とか……すべてが異次元の要素のようでした。
寒い日に徒歩で訪問し、クライアントからの信頼をゲット
そしてSさんは次回訪問時に、駅から歩いて敷地に向かいました。
最近非常に寒い日があったのですが、訪問したのはまさにその日だったそうです。
クライアント「Sさん、今日は何でこちらに来たんですか?」
Sさん「駅から歩いてきました。」
クライアント「え?!歩いてきたの?今までコンサルは何社か来たけど
皆タクシーで来ていたよ。コンサルってやつらは、
高い金貰って移動もタクシーで、気に食わなかったけどさ。
君は気に入ったよ!」
結局、Sさんはそのクライアントの皆さんに、
「徒歩で訪問に来る変わったコンサルタント」
として大変気に入ってもらえたそうです。
Sさんは、
「僕はクライアントがコンサルタントや仕事についてどう考えているか、どう思っているか、何を求めているかを常に考えるんだよねー。」
と笑いながら、さらりとおっしゃっていました。
Sさんとは、7年お付き合いして、
「本当に性格が柔らかくて魅力的な人だなぁ」と思っておりました。
今回のエピソードを聞いて、ますますSさんが好きになりました。
コンサルタントってこうありたいな。そう思うお話でした。
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今回は、クライアントに信頼されるコンサルタントについてご紹介しました。
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