今回のテーマは題して「初対面で話を続けるコツ」。
初対面で話をするのは誰でも緊張するものです。
私も日常的に「はじめまして」を繰り返していますが、やはり緊張はします。
それでもこちらもプロフェッショナル。
コンサルタントへのインタビューのプロとして、オープンクエスチョンと呼ばれる質問方法のコツも把握しています。
したがって、全くついて行けない話であったとしても「ある程度」は話を持たせることができるのです。
初対面で話を続けるコツ1:聴き続ける姿勢
まずはこれが基本です。
お互いに議論を戦わせる必要なんてないんです。
ひたすら聴いて聴いて聴きまくる。
実は意外と大変な作業ですが、下手に相手の土俵で議論しようなんて
思わずに、とにかく気持ち良く話していただく。これに尽きます。
実は、初対面で話を続ける上でまずクリアすべき部分がこれです。
相手になめられないように、とか、言いくるめられないように、とか……
事前に身構えていると、円滑なコミュニケーションが難しくなりますので要注意。
初対面で話を続けるコツ2:相づちの打ち方
聴きにまわっても、黙っていると相手も話しづらいですし、会話は続かないでしょう。
そこで必要なのが「相づち」です。
貴方の話をよく聞いてますよ、という最良の意思表示なのです。
しかしながら同じような相づちを多く続けていると、相手は、
「真剣に聞いてくれていないのでは?」という不安を持ちます。
したがって、相づちの種類を多めに持っておくと良いでしょう。
例えば、言葉としての相づちにはこんなのがあります。
●肯定・同感
「なるほど」「うんうん」「そうですね」「ええ」「もっともです」
●否定・反対
「いえいえ」「とんでもないです」…
●驚嘆・疑問
「本当ですか?」「えぇぇ?」「マジで?(同年代以下対象)」
●盛り上げ
「それから?」「それで?」「面白いですね!」
それ以外にも、表情や頷き、目線といった「非言語的相づち」があります。
(というか、この非言語的相づちが最も使えます)
そして、「繰り返し相づち」です。
相手の発言の一部をそのまま繰り返すことで、共感を表現できます。
複数の「相づち」をうまく使いこなせば、自分から何も情報発信しなくても、
いくらでも会話をつなげることができますし、相手には「しっかり聞いてくれている」という安心感を与えることができます。
初対面で話を続けるコツ3:オープンクエスチョンとは?質問の使いこなしについて
質問も大切な要素です。
相づちを打つだけでは苦しくなった時に、あるいは更に会話を深掘りする時に、
有効なタイミングで有効な質問をすることで、よりプロフェッショナルっぽさを演出できます。
(「演出」じゃあいけないのですが)
質問は大きく分けて2種類。
「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」です。
質問力系の本には「オープンクエスチョン」にしなさい、とかよく書いてあります。
すなわち、Yes or No、A or Bという、二者択一で回答を求めるものではなく、
What や Howなど、自由回答を求める質問です。
「どうやって?」「どうなったの?」などと、具体的な説明を求めることで、相手の話を深堀りできます。
ただ、私自身としては、この辺もテクニックが必要だと思っていて、何でもかんでもオープンクエスチョンが良いとは思いません。
オープンクエスチョンは答える方もそれなりに負担になります。
序盤のまだ口が滑らかでない時には、クローズドの回答しやすい質問からスタートし、その回答を呼び水にして次の深掘りをした方が良いケースがあります。
上記が全てではありませんが、少なくともこれらを意識しておくことで、例えばほとんど知識領域の異なる人であっても、ある程度は会話を成立させることは可能です。
もちろん、知識があった方が気持ち的に楽ですけどね!
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>コミュニケーション能力向上に関する記事
転職面接で「学歴はいいが、コミュニケーション能力で懸念が残る」と言われる人には何が足りないのか?
https://www.axc.ne.jp/ccc-communication-ability
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今回は、初対面で話を続けるコツついてご紹介しました。
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