先日某戦略コンサルティングファームへ訪問し、パートナー、プロジェクトマネージャーなど計5名の方からお話を伺う機会がありました。
戦略コンサルティング会社は、案件を取れている会社とそうでない会社が2極化しているように感じますが、このファームは案件好調。
特に日系企業のグローバル進出で、案件を取れているようです。
強みはグローバルネットワークを利用しつつも、日本からコンサルタントが現地に赴き支援しているため、クライアントの受けがよいことです。自分たちの足で集めた情報を武器にサービスを提供。
確かに安心ですね。
戦略コンサルタントに採用したい人の特徴
さて、肝心などんな人を採用したいか?の質問には下記4点が重要との回答。
1.左脳(論理性)
2.右脳(アイデア)
3.ビジネスへの好奇心
4.人間性(先を読める人、相手の気持ちが分かる人)
転職コンサルタントとしてちょっと考えてみました。面接までにキャッチアップするのであれば、どこが一番効果的かと。
戦略コンサルタントに採用されるために今すぐ実践できること
1.左脳(論理性)と2.右脳(アイデア)に関してはトレーニングしてもすぐに効果が出るものでもないですね。どんな本を読めばよいかはお伝えできますが。
3.ビジネスへの好奇心に関しては今すぐ実践できそうです。
もし自分がシステムエンジニア(SE)であれば、
・自分の作っているシステムはクライアントのビジネスにどのような影響を与えるか?
・クライアントはどのようなビジネスで稼いでいるか?(決算書を読めばすぐわかります)
・システムを導入した際のROIはどうなるか?
・このシステムをもっと安く速く作ることはできないか?
いろいろ出てきます。
営業でも、
・この商品をもっと高く売ることはできないか?
・製造原価っていくら?
・競合の粗利は?
・競合の注力ビジネスは?
・顧客のビジネスの課題は?
・顧客の将来性は?
たくさんありますね。
通勤中の電車の中で新商品の広告を見て、
「この商品の原価って?」「初回出荷個数どのくらい?」「広告宣伝費何%使ってるの?」
ラーメンを食べに行って、
「一日何杯出てるのか?」「賃料いくらか?」「月の利益は?」
難しい本を読んで知識を入れるだけではなく身の回りに興味をもつ。テーマは何でもよいです。
4の人間性。簡単にいえば気の利く人。KYは論外ですね。これもすぐに実践できそうです。
「相手がなにを望んでいるか?」を把握するのはコンサルタントにとって非常に重要なスキルです。
今時、先生と呼ばれるコンサルタントはいません(少なくとも外資系ファームでは)。
同じ土俵でパートナーとして課題を解決していく為にはヒューマンスキルが重要です。コミュニケーションスキルの高い人ですね。
家族・同僚相手にすぐに実践できそうです。
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今回は、戦略コンサルタントに採用される人の特徴についてご紹介しました。
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