日々コンサルタントを目指す方とお会いします。
ほとんどの方が、
「企業の成長戦略を支援したい」
というご志向をお持ちです。
企業の成長戦略をサポートできるとは、コンサルタントのイメージは華麗ですね。
しかし業務の実態は非常に重い仕事です。
今回は、コンサルタントの重い仕事内容をプロジェクトごとに解説します。
コンサルタントのプロジェクト1:業務改善・コスト削減系
コンサルタントは業務改善によってコストを削減するプロジェクトに参加する場合があります。
ミッションは、例えば10人でやっていた業務を、5人で出来るようにすること。
無事にプロジェクトが成功したとして、残りの5人はどうなるのか?
企業に余力があれば他部門へ異動しますが、場合によってはリストラになります。
極論、自分の提案により5人のキャリアが変わってしまうことになる重い仕事。
統合すると企業カルチャーも変わり、余剰人員も出てきます。
「統合前は良い会社だった」「合併してから仕事内容が変わってしまった」
そんな声が上がることもあり得るのです。
コンサルタントのプロジェクト2:事業戦略のプロジェクト。
例えば事業戦略のプロジェクトに参加し、「事業の選択と集中」を実行したとします。
「事業の選択と集中」は、社の強みおよび強みとしたい分野を明確化することで、そこへ技術や資産を集中させる手法です。
主力事業によって効率的に収益を上げ、コストの削減が見込めます。
しかし「事業の選択と集中」によって、主力事業以外の人員を切り捨てる必要も生じるのです。
では、切り捨てられた部門の人はどうなるのでしょうか?
会社の利益を上げることと全従業員を守ることは、両立できるのでしょうか?
ここまで考える力がコンサルタントには求められますが、「それでもなりたい」と思えるほどの覚悟がありますか?
「それでもコンサルタントになりたい」理由を考えるべき
プロジェクトを列記して、あえてコンサルタント負のイメージをお伝えしてみました。
それでも「なぜコンサルタントになりたいのか?」を考えると、目指すべきか否か結論出ると思います。
そもそもこの点が考えられなければ(特にビジネスコンサルタントでは)、
オファーに辿り着く可能性は低いです。
一度考えてみてはいかがでしょうか?
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>コンサルタントへのキャリアに関する記事
コンサル転職のよくある失敗例【バリューを出せない理由とその対策】
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/consulcareer_failure-example
コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html
コンサルタントになるには【転職前に抑えておきたい「スキル・選考」のポイントを解説】
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/howtoconsul_skillpoint
コンサルタントの転職先と失敗しないための3つのポイント
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2018/0220/postcous.html
【保存版】エンジニア(SE)からコンサルタントに転職・活躍するまでのAtoZ
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2018/0227/se_cous.html
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今回は、転職活動中の方や転職を検討されている方向けに、コンサルタントの負の側面をご紹介しました。
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