コンサル業界を目指す方にお勧めしたい1冊
コンサルティングの仕事の本質は
「何が問題かを突き止め、その答えを考える」ということ。
「知っていることを教える」のではなく、「考える」ことこそがこの仕事の価値。
「コンサルタントの仕事をひと言で言うと何だ」
と聞かれたら、私は、
「グラフを書くこと」とでも答えるだろう。
(堀紘一氏「コンサルティングとは何か」より)
堀さんが入社した当時のボストンコンサルティンググループの東京オフィスは赤字だったそうです。
入社6年ほどで社長に抜擢、先輩社員・上司15人をレイオフ(!)してBCGを再建。
間違いなく日本のコンサルティング業界の歴史をつくってきた人です。
そんな堀氏がここまで書いて良いのかと思うほど、ざっくばらんに体験・想いを語っています。
- ホンダへのコンサルティング内容、ダイエー創業者の故中内功氏との確執
- 25年前のJALのプロジェクト、戦略コンサルタントの稼働率・利益、経営者とのケンカ
- BCGの社長だった時の年収と現在の年収、、、、。
後半は氏が創業したドリームインキュベータ(DI)について上手くいかなかった点とこれからのDIの戦略など記述しつつ、今後のコンサルティングの方向性にもふれています。
コンサルタントを目指す方はご一読を。読み物としても面白いです。
【堀紘一氏の新著「コンサルティングとは何か」目次】
はじめに 「何が問題か」が最大の問題である
- 第1章 経営戦略コンサルティングの誕生
- 第2章 なぜ、コンサルティングが必要なのか?
- 第3章 コンサルタントは、生半可な能力では務まらない-求められるスキルとマインド
- 第4章 コンサルタントは「プロフェッショナル」である-その仕事の流儀と覚悟
- 第5章 コンサルティング・ファームを使いこなせる企業が勝つ
- 終章 これからのコンサルティング-コンサルティングを超えて
アクシスの求人のうち、
約77%は非公開。
平均サポート期間は3年です。
各ファームのパートナー、事業会社のCxOに定期的にご来社いただき、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっています。中長期でのキャリアを含め、ぜひご相談ください。